Facebook動画広告の種類や規格、コツまで解説!

カテゴリ:動画広告

公開日:2021.12.19 最終更新日:2022.01.20
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本記事は、下記のような悩みを持たれた方に向けて書いております。

  • 用意すべき動画素材のフォーマットがわからない
  • どの配信面を選べば効果的かわからない
  • どんな動画広告がクリックされやすいか知りたい

今回の記事を読むことで、Facebook動画広告の配信設定のやり方に加えて、コンバージョン率が高い動画広告の運用方法までマスターできるようになっていますので、是非最後までご覧ください。






*折込チラシからWeb広告に移行したい企業に最適!コスパ抜群の集客手法*

弊社inglowの代表である小里が、AIを活用した戦略やデジタルマーケティング支援の経験を踏まえ、折込チラシからWeb広告に移行したい企業に最適な動画広告について解説しています。お求めの方は下記リンクから動画をご覧頂ければと思います。





Facebook動画広告の種類 ~各フォーマットと長所・短所~

ストーリーズ広告

ユーザーが投稿したストーリーズとストーリーズの間に広告が表示されます。スマホ画面いっぱいに再生されるため、没入感があり、非常に印象に残りやすい手法です。

動画内にランディングページのリンクを埋め込み、ストーリーズから誘導する動線を敷くことができます。

  • メリット
    • 視聴後のアクション率が非常に高い
    • フルスクリーンを活用して訴求内容が伝えやすい
  • デメリット
    • スマホユーザー向けであるため、PCユーザーにはささりづらい
    • Instagramストーリーズとセット配信がマストで、Facebookのストーリーズのみに配信することができない

フォーマット


  • 動画の長さ:1~120秒
  • 動画のアスペクト比:9:16(推奨)、1.91:1、16:9、1:1、4:5、2:3
  • ファイル容量:最大4GB

インストリーム広告

Facebookで、動画の視聴中に再生されるタイプの動画広告です。動画の再生(ストリーム)(イン)という意味です。一般的なYouTube広告をイメージしていただければ分かりやすいかと思います。

  • メリット
    • 視聴完了率が70%と非常に高く、より多くの情報を伝えられる
    • 配信先の動画を決められるため、ターゲットの興味に合わせた広告配信が可能
  • デメリット
    • ユーザーの興味をひくことができなければ、スキップされる可能性がある
    • 見たいコンテンツを遮るような配信となり、ユーザーがストレスに感じる場合がある

フォーマット


  • 動画の長さ:5秒~10分
  • 動画のアスペクト比:16:9 (推奨)、4:5、2:3、9:16、1.91:1
  • ファイル容量:最大4GB

フィード広告

Facebookのタイムライン内に表示され、一般ユーザーの投稿と同じ形式で表示されます。スマホ・PCどちらにも対応しており、スマホでは全画面に縦一列、PCでは中央に大きく表示されます。

そのため、動画広告を扱うプラットフォームが年々増えてきています。

  • メリット
    • 動画広告の内容次第では「いいね」や「シェア」での拡散も期待可能
    • 通常の投稿と同じ形式のため、より自然な形でユーザーに広告を見せることが可能
  • デメリット
    • 検索連動型ではないため、アプローチ方法に工夫が必要
    • 広範囲な認知拡大が狙える分、ターゲットでないユーザーのクリックが増える可能性も

フォーマット


  • 動画の長さ:最大240分
  • 動画のアスペクト比:4:5(推奨)、1.91:1、16:9、1:1、9:16、2:3
  • ファイル容量:最大4GB

フォーマットまとめ【種類別】

出典:Letro Studio

なお、推奨動画形式はすべての広告において次の3つです。
推奨形式:mp4・.mov・.gif


フィード、インストリーム、ストーリーズの3種に加えて「Facebook Marketplace」、「Facebook検索広告」という広告もあります。しかし、前者は日本未対応。後者は広告出稿者が指定したユーザーの属性・広告・検索語句を総合的に判断し表示するもので、Googleのキーワード単位の検索広告とは異なる複雑なものです。上級者向けの広告ですが、活用することで商品・サービスの購入意欲が高いユーザーに配信できます。 詳しくは下記をご参考ください。
参考:Facebook上の検索結果

サムネイルの設定

  1. AIが動画からサムネイルになりそうなシーンを自動で最大3件選び、視聴者に最適化して配信
  2. 自分でサムネイル画像をアップロード
  3. サムネイル画像として機能する動画シーンを、広告マネージャで直接自分で選択

自動再生されるものは別ですが、フィード広告を考える場合は再生してもらうためにも、②でこだわることをオススメします。①や③で高い実績がでるなら、YouTuberがあれほどサムネイルにこだわる必要はないはずです。

3つの課金形態

Thruplay(スループレイ)

動画の15秒再生(15秒未満の動画の場合は視聴完了)ごとに課金されます。 広告動画をなるべく長く視聴してもらうことが目的の場合におすすめです。

CPC(クリック課金)

CPCはCost per Clickの略で、1クリックあたりの広告単価です。広告がクリックされた時点で課金されます。1クリックの料金は常に変動します。

CPM(インプレッション課金)

CPMとは、Cost per Mileの略で、インプレッション1000件ごとの平均コストです。 広告が表示された時に課金されるため、クリックやコンバージョンを獲得しても追加料金はありません。クリック課金と同じく、料金はオークション形式で決定され、常に変動します。

成功事例付き!5つの運用効果UPのコツ

1.動画は正方形か縦長に

海外の調査でFacebook利用者の95%がモバイルユーザーであることが分かっています。

したがって、広告もモバイル仕様に振ったほうが必然的に成果が上がりやすくなります。1:1の正方形は16:9の横長動画と比べてスマホ画面の占有率が78%UPします。

米国の調査で、画面占有率が高いほど成果が上がることが分かっているため、配信の際は正方形の画像で入稿することをおすすめします。

実際に、ジェーン・グドール研究所は横長動画を正方形にしただけで驚異的な違いを生んでいます。

・いいね数/視聴数:2倍
・シェア数:3倍

参考:Device usage of Facebook users worldwide as of July 2021
参考:ジェーン・グドール研究所

2.訴求内容・ブランドは最初の3秒以内に提示

『大切な情報は動画の冒頭に』ユーザーを離脱させないための工夫としてとても重要なポイントです。

しかし、最初の3秒以内に提示するメリットはそれだけではありません!

動画冒頭の3秒以内にブランド名をだした広告は、広告視聴後のブランド想起率が10ポイントも上がることがFacebook社の調査から分かっています!

出典:「2020年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」

出典:Facebook IQ
※左から順にブランド表記無、4秒以後に提示、3秒以内に提示した場合の数値
 左軸”AIDED RECALL”は、「ブランド想起率」の意。

3.字幕をつける

Facebookでは、動画視聴者の85%が音無しで視聴することが分かっています。そのため、音声をオフにした状態でも内容が十分伝わる動画でなければ多くのコンバージョンは見込めません

入稿前にぜひ一度、音声なしでも理解できるか確認してみてください。

実際に下のWVスカイダイバーズという会社の広告は、たった1万円前後の予算で運用し、次の結果を残しています。

・問い合わせ数:5倍
・サイト訪問数:6倍
・予約件数:9倍

見ているだけで臨場感をとても強く感じるコンテンツですね!

参考:85 percent of Facebook video is watched without sound

4.テキスト20%ルール

 広告画面に占めるテキストの割合を20%以下に抑えましょうというルールです。以前は、この基準を満たしていないと入稿が承認されませんでした。

現在は撤廃されたものの、アルゴリズム上、機械学習の最適化の観点でなるべく従来の規定に従うことを推奨します。

広告のテキストを見直す場合、下記のようなツールで編集可能です。

参考:Wondershare Filmora

5.動画は短く!長くても120秒まで!

 第1章の広告の種類の欄で、フィード広告・インストリーム広告は240分まで設定できるようになっているとご紹介しましたが、コンテンツはどんなに長くても2分以内におさめましょう

FacebookのCOOのシェリー・サンドバーグは、15~30秒の動画広告よりも6秒の動画広告のほうが、世界的に見ても高いブランド指標を記録していると発表しているほどです。

参考:FACEBOOK GETS BRANDS READY FOR 6-SECOND VIDEO ADS

最後に

 冒頭でも触れたように、動画広告は通常のバナー広告よりもより強くユーザーに印象付けることができる強力なツールです。中でもFacebookはターゲティング精度も高く、非常に効果的です。
ぜひ、自社のPRに活用してみてください!






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    寺澤 大河

    inglow エンジニア兼マーケティングチーム所属。寺院での修行を経て、エンジニアとしてinglowに入社。SNS広告の自動化システムの開発やタスク管理ツールなどの実装を経験後、マーケティングチームにてSEO・マーケティングオートメーションを活用したコンテンツマーケティングに携わる。またWeb広告運用を習得し、マーケティングとシステムエンジニアの知見を活かし、サイト構造とWeb広告の両方の側面で最適化した運用を実現している。


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