Djangoのテンプレート機能を使ってページを作成する

カテゴリ:Pythonの話

公開日:2020.08.05 最終更新日:2020.08.04
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こんにちは!伊神です!

この記事では、Djangoのテンプレート機能を使って簡単にページを作成する方法を説明します。

WebレスポンスにWebページ(HTML)を返す場合、直接HTMLを書くのは大変なのでテンプレートとしてHTMLを返す処理を紹介します。

Djangoについて

Djangoは信頼性・拡張性が高くInstagramやPinterestで使われており、Webフレームワークの中でも有名です。

ダウンロードや設定については以下の記事を参考にして下さい。

テンプレート機能について

テンプレート機能を利用することによって、webページの重複部分を繰り返す必要がなくなり、効率的にHTMLの記述を行うことができます。

Djangoのtemplate機能はLaravelでいうblade機能とほとんど一緒です。

LaravelとDjangoの共通点や違いについては以下の記事を参考にして下さい。

テンプレートを作成する

まずDjango/first/myappに「templates」というフォルダーを作成します。

さらにDjango/first/myapp/templatesに「myapp」フォルダーを作成します。

この中身にHTMLファイルを作成していきます。

HTMLファイルを作成する

Django/first/myapp/templates/myapp内にindex.htmlファイルを作成します。

中身はBootstrapも含めて以下のようにします。

次にDjango/first/myapp/views.pyを編集します。

これで一旦表示できるか確認してみます。

python3.7 manage.py runserver を実行しサーバーを起動させ、「こんにちは!」と表示できたら成功です。

ViewからHTMLファイルへ受け渡し

Django/first/myapp/views.pyに辞書型で変数を入れます。今回はinglowという名前にしました。更に、render関数の第3引数として指定することで受け渡しができます。

Django/first/myapp/templates/myapp/index.htmlにviewから受け取った値(name)を二重波括弧で囲みます。そうすることによって、受け取った値を表示することができます。

python3.7 manage.py runserver を実行し「こんにちは!inglowさん」と表示されれば成功です。

今回はview.pyで辞書を作成し表示させただけですが、本来はデータベースから取得した値を辞書型にしHTMLファイルに受け渡しを行います。

テンプレート機能を使う

では、テンプレート機能を実際に使っていきます。

まずは新しいページの作成

まずは、新しいページ「profile」「info」を作成します。

Django/first/myapp/urls.pyに

Django/first/myapp/views.pyに

これで「profile.html」「info.html」を表示する準備ができました。

テンプレート機能を実際に書いてみる

「index.html」のように表示させたいのですが、ここでBootstrapの記述を他のhtmlファイル(「profile.html」「info.html」新しく記述するhtmlファイル)に書くのはBootstrapのバージョン変更した時に全部を書き直さなければならないし、行数が多くなってしまってみにくかったり非効率です。

そこでDjangoのテンプレート機能を使います。

ベースとなるhtmlファイル「base.html」をDjango/first/myapp/templates/myappの配下に作成し、以下を記述します。

更に、Django/first/myapp/templates/myappの配下の「index.html」「profile.html」「info.html」は以下のような記述にします。

index.html

profile.html

info.html

ここではまず、extendsで「base.html」の記述を引き継ぐような処理を行います。その後、block contentからendblockの内容を「base.html」に上書きするよることができます。

こうすることによって、Bootstrap部分のcssやjsが重複せず効率的で見やすい記述になります。

最後に

今回は、テンプレート機能を使った簡単なWebページ作成を行いました。

テンプレート機能をうまく使うことで分かりやすく、効率的なコードとなるので興味がある方はもっと調べてみて下さい。

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