[2020年11月最新]AI時代における小規模~中堅企業のマーケティング戦略必勝法

カテゴリ:AI活用マーケティング

公開日:2020.11.12 最終更新日:2021.05.21
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こんにちは、株式会社inglowマーケティングチームの梅田です。

本記事は、特定のお悩みを抱えていらっしゃる企業の方を対象に書いています。

その悩みとは、「小規模〜中堅企業でも、大企業のようなハイレベルなWebマーケティングをしたい!」や「マーケティングにAIを取り入れて、自動化やDXを進めたい!」というものです。

そういった企業向けに本記事では、タイトルにもある通り、「AI時代における小規模~中堅企業のマーケティング戦略必勝法」というテーマで広告業界の現状もふまえて解説していきます。

2010年代には、莫大な広告予算や複数人のWeb広告専任担当を抱えている企業でなければ、確かに実現できない施策が多かったのですが、2020年現在、最新AI・自動化システムにより多くのことが可能になりました。

最初に結論から言いますと、最も重要なことは「AIを有効活用すること」です。

広告代理店がAIを導入して上手く活用することで、代理店側にもクライアント側にも大きな利益が生まれます。

本当にそうなるかどうかというのは、本記事を最後まで読むことで確認して頂ければと思います。

それでは、いきましょう。

広告業界の現状

実を言うと、今のところ、月500万円以下という予算で広告を運用している企業に対しては、最適なマーケティングが提供される環境があまり整っていません。

そこで本章では、大手広告代理店、小~中規模広告代理店それぞれの現状について解説していきます。

大手広告代理店

大手広告代理店は、運用力のある人材が揃っている代理店が多いものの、月額広告予算が500万円以下の企業からの広告運用依頼は対象としていない場合が多いです。

そのため、これらの企業は優秀な人材によるハイレベルなマーケティングを大手広告代理店からは提供してもらうことが出来ていません。

これに当てはまらない大手広告代理店も存在するかもしれませんが、社内ではディレクションのみを行って、バナーやランディングページの作成などの制作に関する部分や運用に関する部分は、下請けなどに外注している場合がほとんどですので、それによって手数料が無駄に多くかかってしまいます。

このように、大手広告代理店の場合は、月額広告予算が500万円以下の企業は対象にしていなかったり、そうでないにしても手数料がかなり高くなってしまうというのが現状です。

小~中規模広告代理店

小~中規模広告代理店は、広告に関する知見やシステムに関する知見が低かったり、Webに関するリテラシーが低い場合が多いです。

また、リスティング広告専門代理店などのように、特定の狭い分野に特化した代理店も多く、売上に貢献するための統合的なマーケティングに関する視点に欠けている場合が非常に多いです。

これに関しては、下記記事にて特定分野しか取り扱っていない広告代理店に広告運用を依頼することの闇について解説しています。

「闇」と聞いてピンと来ない方は、必ず知っておいて欲しい内容です。

下記記事の7章で解説していますので、ぜひご覧下さい。

参考: リスティング広告代理店の選び方【広告業界の闇を知れば失敗しない】

マーケティングにAI・自動化システムを使わなければいけない理由

月500万円以下の広告予算で最適なマーケティングを実現するためにAIを有効活用することが大切である理由は、以下の2つです。

  • AIやシステムにマーケティングの一部を任せることで、人手と費用の削減が可能だから
  • GoogleやFacebookのAIによる高性能な機械学習を活用することが誰にでも可能になったから

それぞれ詳しく解説していきます。

人手コストの削減が可能だから

これまで人が行っていた作業の中でもAIに代替できる作業はもちろんあります。

例えば定期的にクライアントに提出していたレポートの作成が一番想像しやすいのではと思います。

そういった作業をAIに任せることで、時間的に効率化を図ることが出来ます。

そうすると、クライアント一社当たりに費やす時間を減らすことが出来ますので、それによってより多くのクライアントを同時に担当できるようになります。

それによって、一定利益を得るために一社当たりから受け取るべき費用を減らすことが出来るため、クライアントも広告代理店に対して支払うべき手数料が減り、広告によって得られる利益で広告費を回収できる可能性も高まります。

このように、広告代理店がAIを導入することで代理店側もクライアント側にも利益がより多く残りやすい仕組みになっているのです。

しかし、AIを上手く活用出来ている広告代理店が少ないために、クライアント一社当たりから多くの手数料を支払うように請求しなければ経営が成り立たないようになってしまっているというのが現状です。

GoogleやFacebookのAIによる高性能な機械学習が中小企業でも可能になったから

AIが発展する前の時代には、大手企業が取り組むハイレベルなマーケティングを実現するためには莫大な予算と人的リソースが必要であったため、中小企業にはなかなか実現することが難しいというのが現状でした。

しかし、AI・自動化システムがかなり発展した現代においては、予算と人材が揃っていなくとも、大企業レベルのマーケティングが、中小企業のような予算規模や人的リソースであっても実現可能になりました。

具体的には、AI・自動化システムによってバナーやランディングページなどが安くハイレベルに作成可能となり、さらにGoogleやFacebookのAIを利用することで、AI・自動化システムによる超高性能な機械学習によって、成果改善することが可能になりました。

つまり、莫大な予算や豊富な人的リソースが無ければ実現できなかったハイレベルなマーケティングが、AI・自動化システムの発展によってそういった予算や人的リソースが無くても実現可能となったということです。

AIをマーケティングに上手く活用する方法

AIを導入することの重要性が前章で理解出来たかと思いますが、AIを導入したからと言ってどの企業でもハイレベルなマーケティングを実現できるわけではありません。

AIは上手く活用しなければそれによる恩恵は受けられません。そこで、AIを上手く活用する具体的な方法を本章で解説していきます。

静止画バナーを複数デザインかつ全サイズ作成して同時に運用する

静止画バナーを複数デザインかつ全サイズ作成して、それらを同時に運用することが大切です。

まず静止画バナーを複数デザイン作成する理由は、複数デザインのバナーを使用することで、どれが最もクリック率などのパフォーマンスが高いのかをAIに機械学習してもらうことが出来るからです。

それによって、広告のクリック率を改善することが出来ます。

また、静止画バナーを全サイズ作成する理由は、それによってあらゆる箇所に広告を表示させることが出来るために、どの場所に配信することで最も高いパフォーマンスが得られるかをAIによって学習してもらうことが出来るからです。

バナーはサイズによって配信可能な場所が決まっており、配信場所によってクリック単価が異なる場合があります。

そのため、バナーサイズを全て網羅していないと、より安いクリック単価で広告を配信できたはずの配信場所を逃してしまうことで、クリック単価が高くなってしまう恐れがあります。

実際に、バナーサイズを全て網羅している場合とそうでない場合とで、クリック単価が平均10%ほど差があると言われています。

ですので、静止画バナーは複数デザインかつ全サイズ作成し、同時に運用するようにしましょう。

動画バナーを複数デザインかつ全サイズ作成して同時に運用する

静止画バナーと同じように、動画バナーも複数デザインかつ全サイズ作成して、同時に運用することが大切です。

一般的に静止画バナー、動画バナーの両方を配信できる広告であっても、静止画もしくは動画のどちらか一方のみしか広告として配信していない広告代理店が多くあります。

実際に下記の表を見ると分かるように、静止画バナーに比べて動画バナーの方がクリック率は高い傾向にあります。

引用:静止画バナーと動画バナーとのクリック率比較

しかし、広告の掲載場所やターゲットとなる顧客層によっては、動画バナーよりも静止画バナーの方がクリック率が高まる場合も意外と多くあります。

ですので、静止画バナー、動画バナーの両方をそれぞれで複数デザインかつ全サイズ作成し、同時に運用するようにしましょう。

ランディングページを複数種類作成して同時に運用する

バナーと同じように、ランディングページも複数種類作成して、同時に運用することが大切です。

ランディングページというのは、広告がユーザーにクリックされた際の遷移先として使われるページのことを言います。

ランディングページの質によってコンバージョン率が変わってきますので、ランディングページを複数種類作成して同時に運用することで、よりコンバージョンに繋がりやすいものを見つけることが出来るようになります。

実際に、ランディングページを複数種類作成して同時に運用した場合とそうでない場合とで、下記のようにコンバージョン率に約30%ほどの差がありました。

引用:ランディングページのABテスト有無による成果の比較

ですので、ランディングページも複数種類作成して同時に運用していくようにしましょう。

PDCAサイクルは一週間ごとに回していく

また、運用におけるPDCAサイクルは一週間ごとに回していくようにしましょう。

実際、PDCAサイクルは一か月ごとに回している広告代理店が非常に多いですが、より速く成果を上げるためには、1週間ごとに回すべきです。

PDCAサイクルを回す周期が短すぎてもあまり正確なデータを取ることが出来ませんが、改善点を見つけるためのデータは一週間で充分に取ることが可能です。

ですので、PDCAサイクルは一週間ごとに回すようにしましょう。

広告のキャンペーン構造を最適化する

広告のキャンペーン構造は、AIによる機械学習の精度やスピードを左右します。

GoogleとYahoo!も広告のキャンペーン構造について言及しています。

詳しくは下記記事をご覧下さい。

参考: Google広告の構成について(Google広告ヘルプ)
参考: 検索広告のアカウント構造について(Yahoo!広告ヘルプ)

最適化したシステムが混乱するような操作をしない

広告を運用する際に、AIシステムが混乱するような操作をしないようにすることが大切です。

具体的には、以下のような操作がシステムを混乱させる原因になり得ます。

  • 入札単価を短期間で大幅に変える
  • 広告予算を短期間で大幅に変える
  • 運用し始めて1,2カ月でターゲティング設定、配信場所を変更する

以上に挙げたような操作を行ってしまうと、AIが機械学習をするスピードが遅れてしまったり、正しく機械学習出来なくなったりします。

ですので、設定を変える際は、運用し始めて1,2カ月既に経過しているかを気にして、さらに大幅には設定を変えないようにすることを気を付けましょう。

結論:AI・自動化システムを有効活用すること

これまでの内容をふまえて、タイトルにも書いた「AI時代における小規模~中堅企業のマーケティング戦略必勝法」は、結論、AI・自動化システムを有効活用することです。

AI・自動化システムを上手く活用しながら作業を効率化しつつ、さらに高精度・高性能な機械学習をGoogleやFacebookのAIに任せることで成果を最大化していくということが、小規模~中堅企業が大手企業にも負けないハイレベルなマーケティングを実現させるために必須な要素になります。

株式会社inglowのマーケティング方法

最後に、弊社の宣伝をさせて下さい。

1章でも解説した通り、広告業界というのは、特に月500万円以下という予算で広告を運用している企業に対して最適なマーケティングを提供出来ている広告代理店があまり多くありません。

私たちは、そういった広告業界の課題を解決したいと思っています。

そのために、国内外の最新AI・自動化技術を使うことで業務内容を最大限に効率化かつ高性能化し、プロのマーケターが運用して改善し続ける運用体制を整えています。

これによって、莫大な予算を使っている大手広告代理店に匹敵するハイレベルなマーケティングを、比較的低コストで提供させて頂いております。

詳しくは、静止画・動画バナー作成、ランディングページ作成、リスティング広告におけるキーワード選定などといった、広告を運用する上で成果を上げるために重要な要素を全て込みで下記のような料金プランで、マーケティング支援をさせて頂いております。

売上へのコミットを最優先として考えながらAIを導入することで業務を最大限に効率化したからこそ、これだけの低コストでのご提供が可能となりました。

また、下記には企業が社内のマーケティングの状態を無料で診断出来るサイトを用意しています。

30問の選択問題に答えて頂くだけで、良い部分と改善点を細かく診断し、具体的なアクションプランまでご提示します。

約5分ほどでご回答頂けますので、ぜひ下記URLもしくは、画面右下にあるポップアップからぜひご利用下さい。

参考: 5分でできるデジタルマーケティング診断

それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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