ChatGPT3.5と4の違いとは?主な違いとGPT-4の使い方をご紹介
カテゴリ:AI活用マーケティング
本記事は、下記のような悩みを持たれた方向けに書いています。
- ChatGPT3.5とChatGPT4の違いは何?
- ChatGPT3.5から変化していないところは?
- ChatGPT4を使う方法が知りたい
- ChatGPTが今後できるようになることを知りたい
今回の記事を読むことで、ChatGPT3.5と4の違いと、変わっていないポイントを知ることができます。
そのため、自分はどちらのバージョンを使ったらいいかが分かるようになるでしょう。
さらにChatGPTのGPT-4の使い方が分かるため、すぐに導入もできます。
また、弊社ではWebプロモーション成功事例集をまとめた限定資料を無料で配布しています。
Webマーケティングに興味がある方は、下記ページより目を通してみてください。
ChatGPT【GPT-3.5とGPT-4】の主な違いについて
- 【3.5と4の違い】創造性に優れた応答
- 【3.5と4の違い】画像に対応
- 【3.5と4の違い】安全性
- 【3.5と4の違い】記憶できるデータ量
【3.5と4の違い】創造性に優れた応答
GPT-4は、GPT-3.5に比べて明らかに進化しており、特に創造的な応答が際立っています。
GPT-3.5自体も非常に創造的な能力があり多くの創造的な応答を提供していますが、言語モデルとしては既存の大規模モデルを超えています。
しかし、GPT-4はそのレベルをさらに引き上げることに成功しました。
例えば、英語とフランス語の両方で詩を書くように指示すると、GPT-4を使用したChatGPTの方がより優れた結果を示します。
GPT-4は、各行を英語とフランス語の組み合わせで書くことができる一方、GPT-3.5は一行を片言の言語で書いた後、もう一方の言語で次の行を書くという形式になります。
このように、GPT-4は自然で滑らかな両言語の組み合わせを提供し、より高度な創造性を発揮します。
【3.5と4の違い】画像に対応
GPT-4は、GPT-3.5と比較して大きな進歩を遂げたモデルであり、テキストだけでなくビジュアル情報も受け付けることができます。
手書きの数学の問題やユーモラスな画像など、ほぼあらゆる画像を理解し、説明が可能になります。
GPT-4は、言語モデルだけでなく画像モデルでもあり、 テキストと画像の両方に対して、高度な理解力を発揮しています。
そのため、テキストとビジュアルを組み合わせた情報処理や生成において、非常に優れた能力を発揮するでしょう。
【3.5と4の違い】安全性
GPT-4は、GPT-3.5からの改善点として、安全性の向上に注力しています。
OpenAIは、GPT-3.5では後から安全対策を追加する手法を採用していました。
つまり、ユーザーの操作や質問を監視し、問題を見つけ出して修正するというアプローチ法です。
しかし、GPT-4では、初めから多くの安全対策がシステムに組み込まれています。
これは、丈夫な材料で家を建てるようなアプローチであり、簡単に言うなら、初めから不具合が起きないような丈夫な家を建てるイメージです。
OpenAIのGPT-4のテクニカルレポートによれば、GPT-3.5が有害な回答を生成する確率は6.48%であるのに対し、GPT-4ではわずか0.73%となっています。
これは、GPT-4がより安全な応答を提供するための強化された安全対策を行った結果です。
OpenAIは、GPT-4の開発において、安全性を最優先に考えており、ユーザーが信頼できる環境でGPT-4を使用できるようにするために、適切な対策が講じられています。
これにより、GPT-4をより安全で信頼性の高いツールとして利用ができるのです。
【3.5と4の違い】記憶できるデータ量
GPT-4とGPT-3.5の違いには、あまり注目されていない要素もあります。
そのひとつが、会話の中で記憶できるデータ量の違いです。
GPT-4は、この点でGPT-3.5よりも大幅に改善されています。
GPT-3.5の問題は、会話が進むにつれて話題からそれたり指示から離れたりする傾向があることです。
GPT-4でも同様の問題が見られますが、改善されたコンテキスト・ウィンドウにより、問題は軽減されています。
また、一度に扱えるテキスト量も大幅に増えました。
例えば、文章を要約したい場合、GPT-3.5では長文を複数の塊に分けて少しずつ要約する必要がありましたが、GPT-4ではコンテキストの長さが改善されているため、一度に長文の要約が可能になりました。
ChatGPT【GPT-4】の課題
- 最新データには対応していない
- 不正確な回答をすることも
最新データには対応していない
GPT-3.5と同様にGPT-4も最新のデータには対応していなく、2021年9月までのデータに基づいて訓練されています。
そのため、それ以降の出来事や最新の情報については対応していない状態です。
新しいデータや情報は日々更新されていくため、最新のトピックや出来事については、不完全または古い場合があります。
特に技術や科学、政治、エンターテイメントなどの領域では、進展が速く情報が迅速に変化するので、自分で検索するなどしてください。
最新データに対応していない点は、ChatGPTの課題だと言えるでしょう。
ChatGPTは一般的な質問や情報提供に活用し、最新の情報を得るには、信頼性の高いニュースソースや専門家の意見を参照することをおすすめします。
不正確な回答をすることも
ChatGPTは非常に強力なモデルですが、時折不正確な回答や誤解を招くことがあります。
なぜなら、訓練時に使用される大量のデータには誤った情報や矛盾した情報が含まれている可能性があるためです。
また、特定のトピックや領域に関する情報が不完全である場合もあります。
さらに、ChatGPTは文脈を理解できますが、時には文脈から抜け落ちた回答を生成することがあるからです。
文脈に依存する質問や追加の情報がない場合、正確な回答を提供することが難しい場合も。
また、ChatGPTは訓練時のデータに様々な意見やバイアスが反映されているため、特定の立場や視点に基づいた回答をすることがあります。
以上の理由から、ChatGPTの回答は必ずしも100%正確ではないことを理解して使っていきましょう。
ChatGPT【GPT-4】を使う方法
現在のところ、GPT-4を使うには有料プランへの加入が必要になります。
左サイドバー下部の「Upgrade to Plus」 から、有料プランへの加入が可能です。
有料プランの特典は下記の通りです。
- 混雑時でも利用できる
- レスポンスが早い
- 新機能へ優先的にアクセスできる
GPT-4は、混雑時でも利用できる、より迅速な応答が期待できる、最新機能を最速で利用できるというメリットがあります。
ChatGPTの有料プランでは、クレジットカード支払いのみ受け付けています。
また、申し込みに際しては、毎月の支払いを継続する規約にチェックを入れる必要があるので、キャンセルするまで自動的に支払いが行われます。
もしChatGPT-4の利用を停止する場合には、サブスクリプションの解除を忘れないようにしてください。
ChatGPT【GPT-4】の実例
ChatGPTの実例を挙げてみます。
- 手書きのメモからのHTMLコード生成
- 画像の認識
- YouTube動画をブログに
手書きのメモからのHTMLコード生成
GPT-4は、手書きのメモからのHTML化も可能だと話題になりました。
AIが生成するコードの品質が担保されているのであれば、ビジュアル・デザインもHTML/CSSコーディングも不要になるじゃんか…常識的なUIをスケッチできるディレクターがひとりいれば、一般的な企業サイトやLPであれば十分かも!?#GPT-4 https://t.co/IIg0TukLen
— モアイパパ – PM/Webディレクター (@b0dfd8zdkPAy0e5) March 15, 2023
生成するコードが正確ならば、ビジュアル・デザインもコーディング作業も不要になるため、一般企業やLPならGPT-4の機能のみで十分こと足りるかもしれないとの声もありました。
画像の認識
ChatGPT4は、最新のAI技術であり、画像から情報を読み取る能力を持っています。
これにより、画像の分析や説明を自動化することができます。さまざまな業界での作業の効率化が期待されており、現在も開発中の段階です。
この技術では、テキストと画像の組み合わせから、テキストの出力(自然言語やコードなど)を生成します。
テキストのみの入力と同じような能力を持ちながら、テキストと写真、図表、スクリーンショットなど、様々な要素を含む文書に対しても適用可能です。
また、テキストのみの言語モデル向けに開発されたテストタイムのテクニック(複数のプロンプトや連鎖したプロンプトなど)を組み合わせることで、性能を向上させることも。
この技術の基盤となっているのは、GPT-4の卓越した自然言語処理能力です。
例えば、走っている犬の写真を与えると、ChatGPT4はその情報を「犬が走っている」という形で読み取ることができます。
これにより、画像から得られる情報を活用する幅が大きく広がります。
YouTube動画をブログに
GPT-4は、YouTubeの動画を文字起こしし、それをブログ記事にまとめることも可能です。
まず、YouTubeのサイト上でアップロードした動画を文字起こしします。これにより、動画内の音声がテキストに変換されます。
次に、文字起こしした文章をコピーして、ChatGPTに貼り付けてください。
ただし、文章が長すぎる場合は一度に貼り付けられない可能性もあるので、その場合は複数回に分けて作業を行ってください。
貼り付けた文章をブログ化したい内容を入力し、必要に応じて見出しや段落などを追加して、読みやすいブログ記事に書き換えてもらいます。
ここで、ChatGPTは与えられた情報をもとに、文章の構造や表現を適切に調整してくれるでしょう。
また、GPT-4では音声入力もサポートされており、簡単にブログ記事を作成することも可能です。
音声をテキストに変換してから、同様の手順でブログ化することができます。
このように、GPT-4を活用することで、YouTube動画の文字起こしやブログ記事作成の効率化が可能となります。
詳細な手順を踏んで、テキスト化された情報をブログ記事に変換しましょう。
またwebで集客する方法を別の記事にまとめております。
詳しく解説しているので、web集客について深く知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
今後ChatGPTに期待できること
今後のChatGPTに期待できることをまとめました。
下記の通りです。
- より高度な自然言語処理能力の向上
- パフォーマンスの向上
- 他の領域との融合
より高度な自然言語処理能力の向上
将来のChatGPTには、より高度な自然言語処理能力の向上が期待されています。
これには、より複雑な文脈や意図を理解する力の向上、回答の一貫性と論理性の向上、バイアスの軽減、追加のドメインやトピックのカバーなどが含まれます。
これにより、正確で適切な回答が提供され、対話がより自然でスムーズになることが期待できるでしょう。
ただし、これらの改善は技術の進歩と研究の努力が必要であり、完全な解決策がすぐに得られるわけではありません。
ChatGPTが完璧な回答を提供できるようになるまでには、さらなる改善や研究が続けられるでしょう。
パフォーマンスの向上
将来のChatGPTには、パフォーマンスの向上が期待されています。
言語表現の精度の向上、論理的思考能力の改善、追加のトレーニングデータの活用、エラーの修正と改善の反復などです。
パフォーマンスの向上により、より正確で理解しやすい回答が提供され、ユーザー満足度の向上が期待できます。
他の領域との融合
将来のChatGPTには、他の領域との融合も期待されています。
これは、自然言語処理の能力を他の分野や領域に適用することを意味します。
例えば、医療、法律、金融などの専門的な領域において、ChatGPTがより深い理解や専門知識を持つことなどです。
これにより、専門家や利用者との対話や情報提供において、より高度なサポートや洞察が得られるかもしれません。
さらに、他の技術分野との統合も期待されており、ChatGPTが機械学習、データ分析、自動化などと組み合わせてより強力なツールとなる可能性もあります。
まとめ
今回は、ChatGPTのGPT-3.5とGPT-4の違いについて、下記の流れで解説しました。
- ChatGPT3.5とChatGPT4の違いについて
- ChatGPTのGPT-4の課題について
- ChatGPTのGPT-4の使い方と実例について
- 今後ChatGPTに期待できること
記事を読んだことで、GPT-3.5とGPT-4の具体的な違いについて分かっていただけたと思います。
画像からテキストの作成をしたり、より高い安全性や創造性のある回答を得たいなら、GPT-4の有料プランの利用を検討してみてください。
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