TikTokの収益化方法とコツ!コツを知らなきゃ収益化できない!?
カテゴリ:SNSマーケティング
本記事は、下記のような悩みを持たれた方に向けて書いております。
- 「TikTokを収益化したいけど方法がわからない」
- 「TikTokの収益化するコツってなに?」
- 「TikTokの収益化を上手におこなうには?」
TikTokを収益化することを考えると、様々な壁にぶつかるのではないでしょうか。そもそもTikTokで収益化するコツを知らずに、上手に利益をあげられるとは思えませんよね。
TikTokの収益化は主に5つの方法で可能です。また、収益化を上手に行い、最大限に利益を獲得するにはコツが存在しています。
この記事では、TikTokで収益化を果たし、利益を最大限に伸ばす方法を余すことなくお伝えします。記事の最後には「1いいね」がいくらになるかも記載していますので、収益化の目安にしてくださいね。
TikTok5つの収益化方法紹介
TikTokの収益化方法は、主に5つあります。
- 投げ銭
- 企業案件
- アフィリエイト
- TikTok Pulse
- 広告収入
それぞれ簡単に紹介します。
投げ銭
投げ銭とは、2021年3月から採用された「TikTok LIVE Gifting(ティックトックライブギフティング)」のことです。
ライブ配信を視聴するユーザーから、投げ銭を受け取ることができます。そもそも投げ銭とは、配信者がユーザーに利益を要求するものではなく、ユーザーが自主的に投げる賽銭のようなものです。
ユーザーの楽しさや安心、ライブ配信を視聴したいという気持ちに応えることで、多くのユーザーが投げ銭をしてくれるようになります。
TikTokを収益化する際、最も簡単かつわかりやすい収益化の仕組みといえるでしょう。ただし、20歳未満は投げ銭機能が使えないため、成人に向けた配信による収益化と考えるようにしましょう。
企業案件
フォロワーが多いなど、一定の条件を満たしている場合には「企業案件」をすることができます。
例えばインフルエンサーと呼ばれる、人気ある配信者が企業の商品を紹介すれば、大きな宣伝効果が期待できるのは言うまでもありません。
企業から商品の紹介を依頼されたり、サービスへの誘導を依頼されることがあります。
個人がTikTokで配信している場合、企業案件の報酬はそのまま個人が受け取ります。しかし、芸能事務所などと契約している場合は、企業案件を受けても手数料が引かれるケースが多いようです。
企業側が案件依頼したいと思えるほど、多くのユーザーに認められるインフルエンサーになっている場合は、企業案件を受けてみるのも良いでしょう。
参考:
~TikTokの企業案件-受ける方法や相場を解説-~
アフィリエイト
TikTokから外部ツールへ誘導する方法もあります。TikTokでフォロワーなどを獲得しつつ、外部ツール(例えばアフィリエイトサイト)などを構築し、TikTokのユーザーを外部ツールへ誘導します。
外部ツールで販売している商品が売れれば、アフィリエイト報酬を得られるという手法です。
外部ツールにはアフィリエイトサイトだけでなく、YouTubeも活用されることが多いです。YouTubeを視聴したユーザー数が多ければ、広告収入を得ることが可能になります。
つまり、TikTokでは「集客」を考えつつ、商品を販売するのは外部ツールで行うという手法です。
TikTokで投げ銭が採用されるまで、外部ツールを利用したアフィリエイト収入がTikTok収益化の基本スタイルでした。
参考:
~TikTokのアフィリエイトで稼ぎたい人は必見!始め方や成功する7つのコツを解説-~
TikTok Pulse
2022年5月、TikTokが「Tik Tok Pulse」を発表しました。条件は厳しいものの、TikTokの動画に直接広告を貼ることができるシステムです。広告費を設定できるなど、運営者にメリットがあります。
厳しい条件とは、以下のようなものです。
- フォロワー10万人以上のクリエイターであること
- TikTok上の上位4%の動画であること(広告が配信されるのが上位4%)
広告主向けにダッシュボードで予算やカテゴリなどを設定でき、動画をアップロードすると設定に沿った位置や頻度で動画(広告)が再生されます。
広告を考える企業にとっては有り難いものですが、フォロワー10万人を獲得するまでの道のりは厳しそうです。
「TikTok Pulse」は、2022年6月より米国TikTokでスタートされ、日本TikTokではまだ未定です。今からフォロワーを獲得しつつ、日本でのスタートを期待するのが良いかもしれません。
参考:
~TikTok、クリエイターに収益分配の新広告サービス「Pulse」~
広告収入
TikTokに広告を掲載する方法です。投稿可能な広告は以下の3種類です。
- 起動時画面広告
- インフィード広告
- タグチャレンジ広告
起動時画面広告は、ユーザーがTik Tokを起動したときに画面全体に表示される広告です。インフィード広告はおすすめ投稿に表示されるもので、タグチャレンジ広告はタイアップ広告ということができます。
TikTokの拡散力は強く、広告を掲載することで多くのユーザーに商品を知ってもらえます。広告から商品を購入してもらうことで、収益につなげる方法です。
TikTokを収益化するコツとは?
TikTokの収益化方法が理解できても、実際に収益化するにはコツが必要です。単に「頑張ればなんとかなる!」という安直な考えでは、SNS運用はうまくいきません。
商品が売れるTik Tok運用のコツが知りたいはずですよね。具体的に8つの項目にわけて説明します。8つの項目とは、以下のことを指します。
- オリジナリティ
- トレンドを盛り込む
- ブランディングの一貫性
- ハッシュタグの活用
- インフルエンサーとコラボ
- アカウント分析
- 動画を利用する
- コメント欄の管理
それぞれ実際に活用していただけるように説明します。ぜひ最後までお読みください。
オリジナリティ
TikTokの動画は「冒頭3秒間」が勝負です。3秒でユーザーの興味をひくことができなければ、すぐに次の動画にスワイプされてしまいます。
他の動画で見たことがあるような「真似事」では、ユーザーが振り向いてくれることはありません。
例えば、恋愛における「女性の心理」と同じようなものです。女性は男性を「第一印象で決める」と言われています。もちろん個人の感覚により「長く付き合ってから考える」という人もいるでしょう。
しかし、恋愛心理学において約90%以上の女性が、第一印象で「あり・なし」を判断しているのは事実です。
TikTokでも同じことが言えます。動画の第一印象が良ければ、ユーザーは何度も動画を見るようになるでしょう。しかし、第一印象が悪ければ他の動画の視聴者になっていきます。
TikTokでは「第一印象こそ全て」と考えておきましょう。オリジナリティがある動画を作成し、他とは違う商品アピールを心がける必要があります。
トレンドを盛り込む
ファッションと同じようにTikTokにも「トレンド」が存在します。例えばドラマやアニメの主題歌を音源にしている動画や、流行のファッション紹介などです。
もちろん「面白い動画」を求めているユーザーも一定数います。しかし、「面白い」という感覚は個人により異なるため一貫性がありません。
収益化を目的にする場合、一貫性がないものには計画が作れませんよね。何をやっているのかわからなくなるため、具体的な計画が立てられるトレンドを検討するようにしましょう。
世の中の流行に目を向けるようにし、トレンドを盛り込んだ動画作成を考えましょう。ただし、政治や宗教、公序良俗に反するトレンドは絶対にNGです。
ブランディングの一貫性
「ブランディングの一貫性」は、フォロワーを獲得するために必要な考え方です。
例えば「ファッション動画」を投稿したのに、次の動画では「アニメ動画」を投稿しているようではユーザーは離れていきます。
小学生がTVアニメを見る時間がゴールデンタイムと決まっているように、ユーザーは習慣の中でTikTokの動画を見ています。ブランディングに一貫性をもたせることで「ユーザーの習慣の中に入れる」のが特徴です。
配信する動画のブランディングは、一貫性をもたせることで「一見さん」から「リピーター」に変化する可能性が高まります。結果的に動画を何度も見てくれるため、収益化しやすくなるのは言うまでもありません。
ハッシュタグの活用
ユーザーにとって良い動画を配信していても、見つけてもらえなければ配信していないのと同じです。そのため、ハッシュタグを活用してユーザーに見つけてもらいやすくします。
また、ハッシュタグはトレンドを知ることもできるため、ブランディングをトレンドに合わせたものにするための企画段階でも活用できます。
人気ハッシュタグを知る方法は、以下の2種類です。
- 最新動画をチェックする(人気度をみる)
- 季節感があるハッシュタグの動画閲覧数をみる
ブランディングを考えるには、人気動画を見るのが良いでしょう。また、どんなハッシュタグをつければユーザーから見てもらえるかを検討するには、季節タグを使うのがポイントです。
季節タグとは「#春」「#夏」などのもので、「#春ファッション」「#夏キャンプ」などがあります。
インフルエンサーとコラボ
最も効率よくフォロワーを増やすには、インフルエンサーとコラボするのが良いでしょう。人気動画を配信しているユーザーに連絡し、企業案件として紹介してもらいます。
もちろん報酬を支払う必要があったり、条件がある場合が多いです。双方の同意を得ることができれば、人気配信者が動画で多くのユーザーに紹介してくれます。
瞬時に知名度を伸ばすことができるため、最も効率的なTikTokの収益化が期待できます。また、コラボできなかった場合でも人気配信者の動画を研究することで、自社アカウントに施す工夫を検討できるでしょう。
アカウント分析
TikTok内の機能を利用してアカウント分析を行いましょう。分析できる数値には以下のものがあります。
- フォロワー数
- プロフィール表示回数
- 合計視聴回数
- 合計再生時間
- 平均視聴時間
- 視聴維持率
- 視聴完了率
- フォロワー数の増減
特に意識するべきは「フォロー率・フォロー数・合計動画再生時間」と言われています。
また、飲食店などの宣伝を目的にしている場合は、地域別にデータを見ることも可能です。自社の目的に合わせてアカウント分析をするようにし、データ化してTik Tokで収益化するように考えてみてください。
動画を最適化する
動画の配信速度や頻度、どのタイミングに動画を配信すれば多くのユーザーの目にとまるかを考えている人は少ないかも知れません。
例えば動画配信頻度について「毎日配信すればいいんでしょ」と考えているだけでは、フォロワー数は伸び悩むかもしれません。動画を利用するには、以下の要素を検討しましょう。
- 動画の長さ
- 配信頻度
- 配信時間
- 求めるユーザー層に合わせた内容
一言で「動画を最適化」と言っても、考えることはたくさんあります。
ペルソナを検討するだけでなく、ペルソナとなる人物が「どの時間に動画配信を希望しているか」を考えます。検討するための材料として、既に配信されている同内容の動画を研究する必要があります。
コメント欄の管理
TikTokのコメント欄は、不特定多数が書き込めるのが長所です。しかし、逆に迷惑なコメントが書き込まれる可能性もあります。ネットを活用したもの全てに当てはまりますが「アンチ」と呼ばれるユーザーがいることも確かでしょう。
収益化を考える際に「アンチ」に出くわすと、コメント欄が荒らされてしまい他のユーザーに不快感を与えてしまう結果を招きます。もちろんコメント欄が荒らされていると、他のユーザーはコメントをしづらいのが特徴です。
そのため、商品を購入した人も口コミ投稿ができず、動画の良し悪しも述べることができません。
TikTokの収益化をするには、コメント欄を管理して動画内容の改善を図る必要があります。コメント欄を丁寧に管理し、不適切なユーザーをブロックするなど定期的にチェックするようにしましょう。
TikTokの収益化方法をご紹介させていただきましたが、『TikTokで集客する方法』知りたくありませんか?
弊社では「TikTok集客」について別の記事にて深く解説しています。収益化だけでなく集客方法も詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
1万フォロワーで収益はどれくらい?「1いいね」いくら?
Tik Tokで収益化を考えると「1いいね」でいくらになるか考えたくなりますよね。もちろん「1いいね=○円」と定まっているわけではありません。
上記で紹介した収益化方法(コツ)により、商品が売れた額が収益額ということができます。
例えば「100いいね」で1,000円の物が売れた場合は「1いいね=10円」という計算になりますよね。
実際の数値は個人(企業)によって異なるものの、トップTikTokerの中には1億を超える収入を得ていると言われる人がいます。
トップTikTokerの「いいね」の数は常に変動していますが、例えば「Junya/じゅんや」さんの平均ハート(いいね)数は約22万です。合計ハート(いいね)数は7億を超えています。
推定年収を仮に7億だとしても「1いいね=1円」程度のものですね。実際には「1いいね=0.1〜0.5円」程度になる人が多いのではないでしょうか。
TikTokの収益化は簡単!コツを学んで収益化しよう!
TikTokの収益化は簡単です。ユーザーに好まれる動画を配信し、フォロワーを増やしつつ、本記事で述べた収益化方法を実践すれば可能です。
ただし、トップTikTokerが稼いでいるからと言えど、投げ銭だけで高額な収益になるわけではありません。外部ツールに誘導するなど、自分(自社)の商品を販売する目的で使用するのが良いでしょう。
2022年に発表された「TikTok Pulse」が日本でも実装されるまで、フォロワー集めをしながら外部ツールで販売するのが収益化のコツと言えそうです。
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寺澤 大河
inglow エンジニア兼マーケティングチーム所属。寺院での修行を経て、エンジニアとしてinglowに入社。SNS広告の自動化システムの開発やタスク管理ツールなどの実装を経験後、マーケティングチームにてSEO・マーケティングオートメーションを活用したコンテンツマーケティングに携わる。またWeb広告運用を習得し、マーケティングとシステムエンジニアの知見を活かし、サイト構造とWeb広告の両方の側面で最適化した運用を実現している。