【LINE動画広告】基礎からコストをかけずに成果UPする最新のコツまでご紹介!
カテゴリ:動画広告
本記事は、下記のような悩みを持たれた方に向けて書いております。
- 静止画バナー広告を運用しているが効果が出ていない
- コストをかけなくてもできる効果的なLINE動画広告の運用方法が知りたい
- 具体的な事例も見て学びたい
今回の記事を読むことで、基礎知識から、時間や手間を減らしながらも効果的に運用ができるテクニックなど、LINE動画広告の運用に必要な情報がまとめて知ることができます!
是非最後までご覧ください。
*折込チラシからWeb広告に移行したい企業に最適!コスパ抜群の集客手法*
弊社inglowの代表である小里が、AIを活用した戦略やデジタルマーケティング支援の経験を踏まえ、折込チラシからWeb広告に移行したい企業に最適な動画広告について解説しています。お求めの方は下記リンクから動画をご覧頂ければと思います。
LINE動画広告の基礎知識
圧倒的なリーチ力
LINEは今や、月間アクティブユーザー数8600万人(2020年9月末時点)を超え、Twitterの2600万人、Facebookの4500万人、Instagramの3300万人をはるかにしのぐ国内最大のメガプラットフォームです。
また、LINEによる調査では、日常的にSNSを利用するユーザーのうち、約40%がLINEのみを使用しており、他のSNSではリーチできない層にもアプローチすることが可能ということも分かっています。
そのため、動画の反応率が顕著に上昇していることもあり、LINE広告の動画化が急速に進んでいます。
そんな中、在宅で過ごすことが多くなったことでモバイルの利用時間が増え、コンテンツとして動画を視聴するユーザーも増加傾向にあります。
参考:LINE広告の最新トレンド丨動画配信・自動入札・LINE広告ネットワークの活用が増加!| LINE
以上のことからLINE動画広告は、これから動画広告を検討する企業はもちろん、すでに他のプラットフォームで動画広告を活用している企業にもおすすめの広告手法の一つといえます。
そのため、広告を活用してLINE公式アカウントの友だちを増やすという手段も有効といえるでしょう。
公式アカウントとの連携もできる|多彩な配信方法
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デモグラフィック配信
- 年齢や性別などの属性データによって、配信するユーザーを設定する方法です。ユーザーがLINEに登録した情報や購入履歴、アカウントの友達履歴などから形成されるユーザー属性で区分された層へ配信できます。リスティング広告などでもお馴染みの手法です。
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オーディエンス配信
- サイト訪問者やアプリのアクションデータなどを利用して、既存顧客に配信する方法です。サイトの訪問者に再度広告を出す方法(リターゲティング)や、過去に商品を購入したユーザーに再び広告を出す方法などがあります。
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公式アカウントをかけ合わせた配信
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LINE公式アカウントでは、個人アカウント同様にトークルームでアカウントと友だちになったユーザーに向けてメッセージを配信することが可能(1000通まで無料)です。
友だち登録してくれたユーザーに対しては、キャンペーンの告知やクーポン配信などが可能です。つまり、友達登録により単発の広告配信ではなく、ユーザーの継続的な教育が可能になります。
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LINE公式アカウントでは、個人アカウント同様にトークルームでアカウントと友だちになったユーザーに向けてメッセージを配信することが可能(1000通まで無料)です。
広告クリエイティブの基本
広告クリエイティブの構成
LINE広告は、大きく分けて「クリエイティブ」「タイトル」「ディスクリプション」の3つの要素から構成されます。
3種類のクリエイティブ
LINEには下記の画像のとおり、3種類の広告フォーマットがあります。
1.Card(横長)
・静止画:1200×628px
・動画:16:9サイズ
Cardは全てのLINE広告面で配信が可能であるため、最も汎用性が高いです。ただし、予算などに限度がある場合は、他のフォーマットより優先度が低い形式になります。
2.Square(正方形)
・静止画:1080×1080px
・動画:1:1サイズ
LINEには広告の掲載が可能な配信面がぜんぶで9つありますが、SquareはLINEウォレットと呼ばれる配信面以外のすべての面で配信が可能です。CTRやCVなど、費用対効果の側面で最もオススメなフォーマットです。(理由は後述)
3.Vertical(縦長)
・静止画:✖
・動画:9:16サイズ
タイムラインで動画広告を配信するためだけの規格です。統計的に高いCVR・CTRなどを期待できますが、配信面が限られて制作に対するコストパフォーマンスが低いため、余裕がある場合のみオススメします。
また、サイズに関しては次のような注意が必要です。
引用:クリエイティブ・オリエンテーションシート
なお、下記のアセットは各フォーマット共通です。
- 形式:MP4
- 容量:最大1GB
- タイトル:20字以内
- ディスクリプション:75字以内
9つの配信面
LINE広告には、LINEや、LINE NEWS・LINEマンガなどの関連サービスに加え、LINE広告ネットワークなど9つの配信面(2020年3月時点)があります。
注意点として、特定の配信面を選んで配信することはできません。配信面ごとに対応しているサイズも異なるため、複数のパターンでクリエイティブを制作し、どの広告が効果的なのかを検証することが重要です。
ちなみに、LINE広告のネットワークは非常に幅広く、下記のようなサービスまで配信が可能です。
課金形態
LINEの課金形態は非常にシンプルで下記の2通りとなります。
CPC(クリック課金)
CPCはCost per Clickの略で、1クリックあたりの広告単価です。広告がクリックされた時点で課金されます。1クリックの料金は常に変動します。
CPM(インプレッション課金)
CPMとは、Cost per Mileの略で、インプレッション1000件ごとの平均コストです。 広告が表示された時に課金されるため、クリックやコンバージョンを獲得しても追加料金はありません。クリック課金と同じく、料金はオークション形式で決定され、常に変動します。
成果につながる動画クリエイティブの運用方法
冒頭3秒の調整
冒頭の「3秒到達率」(3秒間見られる確率)が高い動画クリエイティブは、配信効果も高い傾向があります。また冒頭3秒以内にブランド名をだした広告は、広告視聴後のブランド想起率が10ポイントも上がることも分かっています*。
そのため、3秒到達率が効果を検証する1つの指標となります。
そこで、冒頭シーンのみ変更してバリエーションを用意し、その中で3秒到達率や配信効果が高い動画を分析すれば、制作コストを抑えつつ効果UPが期待できます
出典:LINE for Business
*参考:Facebook IQ
画像を動画化してコスト削減
画像を動画化すれば、動画素材の撮影などの手間が省け、大幅なコストカットが見込めます。動画化して効果を高めるテクニックは大きく分けて次の2つがあります。
1.画像の一部だけを動画化
画像を部分的に動画化するだけでも、だいぶ印象が異なり、強く注意を引くことができます。静止画バナーで効果の高かったものを再利用するなどでも良いかもしれません。
2.スライドショー化
元素材は静止画ですが、スライドショーのように提示するだけで、グッと動画らしくなっています。単純な静止画よりは伝わる情報量もかなり増えていますね!
動画は正方形(1:1)から他のフォーマットが定石!
こちらのFacebook動画広告の記事でも紹介していますが、16:9の横長動画と比べて1:1の正方形はスマホ画面の占有率が78%UPします。
調査により、画面占有率が高いほど配信効果がUPすることが分かっています。「広告クリエイティブの基本」のパートで、”16:9の横長はどの配信面でも対応できて汎用性が高いが、優先度はかなり低い”と紹介したのはこのためです。
成功事例
ブランド認知度を2倍にしたVisaワールドジャパン
クレジットカードブランドの「Visa」は、『Visaのタッチ決済』の認知度を上げるために「LINEウォレット」に広告が表示される「LINE Expand AD」を活用した動画広告を実施しました。
1回目はブランド認知度を1.4倍に、動画の冒頭に2秒ほどキーメッセージを挟む改善を加えた2回目では認知度を1.9倍にまで上昇させました。
出典:クリエイティブの改善でブランドリフト効果が約2倍に!Visaの「LINE Expand AD」活用のポイントとは?|LINE
月間新規顧客を530%UPさせたヒュービック
ストレッチ専門店「Dr.stretch(ドクターストレッチ)」を展開する株式会社フュービックは、地域店舗への送客数を増やす目的で次の施策を行いました。
- クリエイティブを複数用意し、結果を見て効果が高いものに寄せていく
- 顧客獲得単価(CPA)の上限予算を当初の2倍にすることで配信ボリュームを増加させ、機械学習を促進。自動最適化の精度を向上させる
その結果、劇的なメリットを得られています。
- 2020年2月からの半年で月間新規獲得数が530%アップ、CPAは32%減少
- クリック単価が他のSNS広告の3分の1程度に抑制
- LINE広告の運用自動化が進み、管理画面の確認などの手間も減少
参考:新規獲得数を530%アップさせたDr.stretchのLINE広告活用とは
まとめ
いかがでしたでしょうか?LINE広告は、リスティング広告や他のSNS広告と比べても2倍以上のユーザーにリーチすることができるメガプラットフォームです。そのため、活用することで非常に大きな成果を期待できます。
ただし1つの注意点として、人が集まる=そのぶん競争が激しいため、成果を見込むにはある程度まとまった金額や、人目を惹くための継続的な広告の工夫(手間)が要求されます。
たとえば、トーク画面上で1番上に広告が表示される「Talk Head View」という配信面は1日で4000万円の出稿料がかかります。
また広告運用に下限の入稿金額はないものの、成果を出すためには、他の配信面でもできれば月50万円程度の予算が望ましいとLINE社も公表しています。
弊社inglowは、目安として月額広告予算が15万~500万円程度と予算や人員が確保できない中小企業にも、AIや自動化の技術を駆使した独自の手法で、大企業にも劣らない低コストでハイレベルなWEBマーケティングサービスを提供しています。
現在、マーケティングオートメーションの導入・活用をご検討されている方向けに、無料でご相談も受け付けておりますので是非ご活用ください。
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寺澤 大河
inglow エンジニア兼マーケティングチーム所属。寺院での修行を経て、エンジニアとしてinglowに入社。SNS広告の自動化システムの開発やタスク管理ツールなどの実装を経験後、マーケティングチームにてSEO・マーケティングオートメーションを活用したコンテンツマーケティングに携わる。またWeb広告運用を習得し、マーケティングとシステムエンジニアの知見を活かし、サイト構造とWeb広告の両方の側面で最適化した運用を実現している。