TikTok売れも夢じゃない!?TikTok動画広告を徹底解説!
カテゴリ:動画広告
本記事は、下記のような悩みを持たれた方に向けて書いております。
- TikTok動画広告って?
- TikTok動画広告のメリット・デメリットは?
- TikTok動画広告の費用は?
- クリエイティブの制作のポイントは?
それでは、いきましょう。
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弊社inglowの代表である小里が、AIを活用した戦略やデジタルマーケティング支援の経験を踏まえ、折込チラシからWeb広告に移行したい企業に最適な動画広告について解説しています。お求めの方は下記リンクから動画をご覧頂ければと思います。
TikTokとは
10代を中心に人気のショート音楽動画コミュニティ
TikTokとは簡単にいうと、15秒から1分ほどの短い動画を作成・投稿できる、ショートムービプラットフォームです。さらにそれを他のユーザーと共有できる、ユーザー参加型の動画共有アプリとなっています。
今や世界150カ国以上で利用され、国内月間アクティブユーザー数は950万人(2018年12月時点)、世界の利用者数は10億人(2021年9月)を突破しました。
2018年から広告配信が可能となり、広告媒体としても注目されています。
TikTok動画広告の特徴
目的なく回遊するスタイルだからこそ新しい興味と出会うことができる
TikTokならではの特性として、インターネット検索のように目的を持ち、直線的に“回答”を求める情報接触スタイルとは異なり、目的を持たず自由気ままに“回遊”する情報接触スタイルがあります。
“回遊”する情報接触スタイルは、新しい出会いや発見をポジティブに受け入れられるため、興味が芽生えやすくなります。
これは広告にも言えることで、新しい情報にオープンマインドな空間だからこそ、TikTokユーザーは広告に対してもポジティブです。
調査によると、「広告動画はつい最後まで見てしまう」と回答した人が、TikTokは他プラットフォーム平均の143.8%となっています。
TikTokと主要プラットフォーム4社平均とを比較したところ、「目的なく開く」と回答した人が、TikTokは他プラットフォーム平均の124.6%となっており、「たまたま面白い動画に出会えるから開く」と回答した人は、TikTokが他プラットフォーム平均の181.5%と圧倒的に多くなっています。
Aという人がある広告をリツイートした場合(選択していた課金形態によりますが)そのリツイートは課金対象になるものの、Aさんのリツートを見たBさんがさらにリツイート等の行動を起こした場合、そのリツイートは課金対象になりません。
また、目的なく回遊することで新しい興味と出会うことができるTikTokでは、「新しい発見があって興味が広がる」と回答した人が他社平均と比べて111%と高くなっています。
その結果として、TikTokは非計画的で、衝動的な購入が生まれています。TikTokを通じて計画外の購入をした人は71%に及び、他プラットフォームの平均と比較して110%と高い結果となっています。
TikTokのユーザー層 実は平均年齢は34歳!
TikTokは10代の中高生をメインターゲットにしたSNSです。
しかし、博報堂の調査によると最近では20代~30代の利用率も増加傾向にあり、ユーザーの平均年齢は34歳となっています。幅広い世代が利用していることがわかります。
これまでのイメージで動画制作をすると若年層に合わせてしまいがちですが、そのままだと潜在顧客を逃してしまう可能性があるため注意が必要です。
若者向けに偏りすぎないように内容も工夫していきましょう。
イベント・娯楽がオンラインにシフトしてきている
2020年に発生した新型コロナウィルスの感染拡大をおさえるため、生活者は自宅にいる時間が増え、娯楽として動画サービスを利用するユーザーが増えています。
また、音楽のライブやイベント、お店のサービス紹介など、これまで現場で行っていたことを動画サービスを活用して行う企業や有名人が増えていることで、動画コンテンツが充実してきていることも注目される要因です。
TikTok動画広告のメリット
動画広告のメリットは次の3点になります。
- 詳細なターゲティングが可能
- 他の動画広告に比べ、ユーザーに視聴してもらいやすい
- サービスの認知拡大、「TikTok売れ」に繋がりやすい
詳細なターゲティングが可能
TikTok 広告では、ターゲットユーザーを細かく設定できます。
サイトへの訪問歴、デモグラフィック、趣味・嗜好、TikTok内の行動、視聴カテゴリーなど多くのパラメーターから設定できるため、ピンポイントで広告を打ち出すことができます。
他の動画広告に比べ、ユーザーに視聴してもらいやすい
TikTokユーザーは、プラットフォームに新しい「発見」を求めており、コンテンツに対して、心をオープンにしている傾向が高くなっており、広告でも興味を持ってもらいやすいことが分かっています。
ユーザーはTikTokを開く理由として「たまたま面白い動画に出会えるから」と回答したユーザーが、他の主要プラットフォーム3社平均の約1.8倍にも上ります。
彼らにとっては、広告も「発見」をもたらしてくれる1つの「コンテンツジャンル」として捉えられています。
縦型全画面・音声付き動画によるインフィード広告であるため、ユーザーが普段通りにTikTokコンテンツを楽しんでいる中で表示されても、違和感を感じさせません。
また、人気のTikTokerを広告に起用することでより通常のコンテンツとなじみ、ユーザーの興味を引くことができます。
また、TikTokは他のプラットフォームと異なり、フォローしていないユーザーの投稿が「おすすめ」フィードに流れてきます。
この「おすすめ」フィードは、一人ひとりに合わせたフィードで、各ユーザーの好みを反映しており、興味のあることから、興味のないことまでを調整し、これらを組み合わせた要素をもとに動画をレコメンドしています。
ユーザーに対して、新しい視点やアイデアが体験できる機会を増やしているため、ユーザーが示した興味に関係のない動画や、多くの「いいね」を獲得していない動画に出会うこともあります。
サービスの認知拡大、「TikTok売れ」に繋がりやすい
動画広告を配信できるTikTokですが、シェア機能でTwitterやInstagramなどの他のSNSに動画を拡散することが可能です。
ユーザに有益な情報や高い訴求力のある動画広告を投稿し興味をひくことができれば、TwitterやInstagramでの拡散により、TikTok以外のSNSユーザに企業や商品を知ってもらえる機会が増え、認知度アップや新規ユーザの獲得が見込めるでしょう。
ファックス、プリンターなどの電子機器の製造販売を行うブラザー工業は、TikTokerアヤノダガネさんを起用し、若い女性向けにオリジナルの布地にイラストや文字を印刷することができるガーメントプリンターをプロモーションし、若年層への認知拡大を行なっています。
また、TikTokのユーザーファーストな視聴環境は、ユーザーの視聴態度にも影響を与えており、TikTokユーザーは他の主要プラットフォーム3社のユーザーの平均より視聴態度が良好で、フルアテンション(主体的な視聴態度)で観ているユーザーが多いことが分かっています。
フルアテンションは、投稿に対する「いいね」「コメント」「シェア」といったエンゲージメントだけでなく、ユーザーのリアルな行動にも影響を与えています。
「TikTok内で紹介された商品・サービスを購入したことがある」と回答したユーザーは、2018年の12.7%が、2021年には18.0%と増加傾向にあります。
このようないくつかの要因が、TikTokを導火線にしてバズり、モノが売れる現象「TikTok売れ」を生み出しています。
クオリティの高い動画であれば、バズる(話題になる)ことでユーザーたちが自らその他のSNSへ拡散し、更に認知の拡大を見込めます。
「おすすめ視聴」が新しい発見を提供し、フルアテンションが購買に影響
多くの動画コンテンツが無料で配信されるようになり、ユーザーの1本あたりの動画消費にかける時間が短くなっているといわれています。
TikTokでは最長1分までの動画にし、視聴者に飽きさせない工夫をするとともに、強制視聴をなくしてユーザーファーストの姿勢をとり、ユーザーの集中を確保する工夫をしています。
結果TikTok広告ユーザーは、フルアテンションの視聴者が多いという調査結果が出ています。
主要プラットフォーム3社との比較調査で、音声オン160%、全画面視聴162%を確保。逆にながら視聴が50%と低くなっています。
TikTokは他のプラットフォームと異なり、フォローしていないユーザーの投稿が「おすすめ」フィードに流れてきます。
この「おすすめ」フィードは、一人ひとりに合わせたフィードで、各ユーザーの好みを反映しており、興味のあることから、興味のないことまでを調整し、これらを組み合わせた要素をもとに動画をレコメンドしています。
ユーザーに対して、新しい視点やアイデアが体験できる機会を増やしているため、ユーザーが示した興味に関係のない動画や、多くの「いいね」を獲得していない動画に出会うこともあります。
TikTok動画広告のデメリット
動画広告のデメリットは次の2点になります。
- 広告不具合時の対応や申し込み後のキャンセルができない
- 最低出稿料金が高い
広告不具合時の対応や申し込み後のキャンセルができない
基本的にTikTok広告は出稿後の広告不具合に対しての対応がありません。
たとえばリンクが切れている、誤字など記載を修正したいなどの場合でも、途中修正ができません。
期間契約型の広告形態では、途中で取り下げたとしても満額の費用が請求されます。出稿前に制作物の内容に不具合や内容の誤りなどがないか、しっかりと確認しておくことが重要です。
また、申し込み後に出稿が割り当てられるとキャンセルも不可能となります。
出稿の期限に間に合わなかったとしてもキャンセルをすることはできません。スケジュールに余裕を持って申し込みをするのがよいでしょう。
最低出稿料金が高いプロモライブビデオ広告
他のSNS広告に比べて出稿最低料金が高めだということが挙げられます。
前述した通り、TikTok広告の出稿料金は出稿の種類でずいぶんと異なりますが、最低42万円~が相場です。
これに比べてたとえばInstagram広告の場合も、出稿の種類で金額は大きく変わりますが、最低の1ヶ月の出稿料金は10万円ぐらいからといわれています。
また1日毎の予算設定も可能なため、小額でのトライアルも可能です。
次に気になるTikTok広告の種類と費用を詳しく見ていきましょう。
TikTok動画広告の種類と費用
動画広告の種類は大きく分けて3つになります。
- アプリ起動画面広告
- インフィード広告
- #(ハッシュタグ)チャレンジ
アプリ起動画面広告
起動画面広告とは、TikTokを起動した際に表示される広告のことを指します。
特徴
TikTok起動時に表示される広告であるため、起動画面広告の特徴は誰にでも見てもらいやすいという特徴があります。
また、広告内にリンクを設置することもできるため、自社のホームページへ誘導することも可能です。
費用
起動画面広告は1日につき1社のみの配信となっているため、かなり高額になっています。
インプレッション課金型の費用体系となっており、「770円/1,000imp」が現状の単価です。相場としては500万円ほどが想定されます。
インフィード広告
インフィード広告とは、投稿欄の「おすすめ」に配信される動画広告です。
一般ユーザー投稿に溶け込みやすいユーザーライクな広告が望まれます。
特徴
インフィード広告では、他の投稿と同じように「いいね」や「コメント」がつく形となっていますので、ユーザーの反応を確認できる点が特徴です。
また、シェアも可能ですので、拡散性も期待できます。
その他にも、一般投稿と同じように掲載されるため、広告だと気づかれないことも多く、広告特有の鬱陶しさを感じにくい点もおすすめポイントです。
費用
利用プランにより費用は大きく異なりますが、42万円(グロス)から広告を出すことが可能で、相場は50万円ほどです。
また、相場の50万円ほどの広告費の場合は、60万のインプレッションを獲得することができるので、他の広告に比べると比較的安価で効果の高いなプランで利用できる点がポイントです。
#(ハッシュタグ)チャレンジ
チャレンジ広告とは、企業側がテーマとなるハッシュタグを用意し、そのハッシュタグに沿った動画をユーザーが作成・投稿する、ユーザー参加型のTikTok広告です。
特徴
企業のお題をユーザーがチャレンジするということで、企業とユーザーの一体感が生まれやすいという特徴があります。
さらに、企業が配信する広告とは異なり、ユーザーが自然と拡散していくれるスタイルの広告であるため、うまくバズれば高い拡散性が見込める点もチャレンジ広告のポイントです。
費用
期間契約型とは、一定期間中に競合の有無に関わらず必ず広告が配信されます。
そのため、料金は変動しないため、配信期間をしっかり調査してから配信を検討することをおすすめします。
期間契約となっており、一定期間中に競合の有無に関わらず必ず広告が配信されます。
そのため、料金は変動しないため、配信期間をしっかり調査してから配信を検討することをおすすめします。
一番やすいベーシックプランのものでも1,000万円ほどが相場です。
かなり高額ですが、拡散性の高さから認知度向上やファン獲得が期待できます。
TikTok動画広告の秒数・サイズ一覧
それぞれのTikTok動画広告の秒数・サイズは以下のようになっています。
再生時間 | アスペクト比* | ファイル形式* | |
---|---|---|---|
アプリ 起動画面 |
5~60秒 |
9:16、 1:1、16:9 |
MP4、MOV、MPEG、 3GP、AVI |
インフィード 広告 |
5~60秒 |
9:16、 1:1、16:9 |
MP4、MOV、MPEG、 3GP、AVI |
#チャレンジ | 5~60秒 |
9:16、 1:1、16:9 |
MP4、MOV、MPEG、 3GP、AVI |
TikTok動画広告で伸びるクリエイティブのポイント
伸びるTikTok動画広告のクリエイティブ制作のポイントは以下の通りです。
- 音源の選定
- 動画企画の構成
音源の選定
広告音源は必須ですが、既存の楽曲を使用できません。
著作権フリー音源かオリジナル楽曲を使用しましょう。
また、TikTokではテンポの速い曲の人気が高いことが分かっています。
広告においてBPM120以上の曲を活用することで、BPM120以下の楽曲に比べると3秒再生率、10秒再生率、再生完了率のいずれも高くなることが確認されています。
(引用:TikTok For Business)
動画企画の構成
ユーザーに継続して動画広告を見てもらうためには抑揚やフリオチが必要になってきます。
冒頭で「これからどうなるんだろう?」と疑問を生み、その後終盤でで予想もできないような結果を提示することで最後までユーザーの興味を引くことができます。
こちらの詳しい解説はYouTubeにてさらに詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください!
TikTok動画広告を出稿する際に注意すべきこと
日本では以下の内容に該当する広告の配信が禁止となっています。 注意して動画広告を出稿しましょう。
- 年齢制限のある映画、テレビ番組、およびゲーム — 18歳以上が対象となっている映画、TV番組およびゲーム。
- 性感染症、精神医学、生殖器、豊胸、ホルモンに関連する医療機関
- 薬剤、健康管理用品および医薬品 — 日本の医療法、医薬品医療機器等法、不当景品類及び不当表示防止法およびその他の業界ガイドラインに準拠しない商品。
- 事実に基づかず誤解を与えかねないカウンセリングサービス
- 海外の医療機関、金融および不動産の各種サービス
- 処方薬
- 移民サービス
- ナイトクラブおよび売春宿
- 現金化できるゲーム — 実通貨または暗号通貨を獲得する商品
- 宗教的な内容
TikTok動画広告とInstagramのリールとの比較
ここまでTikTok動画広告について紹介してきましたが、「インスタグラムのリールと何が違うの?」と思った方もいるのではないでしょうか。
確かに15秒の短尺動画であることや音楽や映像エフェクトを使った動画作成機能、スクロールすると次の動画が再生される点など、似ている点も多くありますが、TikTokとInstagramのリールではユーザー属性や投稿後に期待できるユーザーアクションに違いがあります。
まずユーザー属性は、現状TikTokは中高生など10代が中心です。
使用シーンとしては、一人で暇な時間に見るだけでなく、「学校で皆と」「友達同士で」など大人数でTik Tokを使って遊んだりすることも多いのが特徴です。
それに比べて、Instagramは20~40代が最も多く、各々の趣味や興味関心、トレンドに関する情報収集を行う場として使われることの多いSNSです。
企業が活用する上では現状のユーザー層を理解した上で活用するSNSを決めることが重要でしょう。
写真や動画を投稿する以外にもショッピング機能が充実しているInstagramでは、例えば企業が新商品を紹介するリールを観て「欲しい!」と思った後に、Shop Now機能という直接ECサイトに遷移させることができる機能を活用しているアカウントであれば、ユーザーをInstagramから離脱させることなく購買まで繋げることが可能です。
従って、今Instagramを活用している企業であれば、これまでフォロワーとのコミュニケーションが確立しているため、新規でTik Tokなどの新しいSNSを開設し新しいユーザーとの関係を築くよりも、動画を観てくれるハードルは下がりそうです。
TikTok動画広告の活用事例
キリン「#あなたとほほティー」 ハッシュタグチャレンジ
キリンは温かい午後の紅茶を頬に当てたモテ仕草、「ほほティー」ポーズをTikTokを利用して周知させました。
このマーケティングは大成功し、可愛い「ほほティー」ポーズを真似した女子中高生のファンを増やしました。
DIESEL インフィード広告
DIESELはフルスクリーンの縦型動画でブランドの世界観を表現したクリエイティブを、インフィード広告に配信しました。
その結果、ブランド認知・広告認知・好意度・購買動向の全ての項目で高い数値を記録し、購買動向についてはインフィード広告の過去のベンチマークと比較しても+300%以上のアップリフトと、強いインパクトを残すことに成功しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はTikTok動画広告の特徴やメリット・デメリット、種類や費用、
クリエイティブ制作のポイントを解説いたしました。
今後ますます需要が高まることが予想される動画広告、本記事で紹介した内容を踏まえ、動画広告配信の参考になりますと幸いです。
弊社inglowでは、これから広告の運用を考えられている方、あるいはこれから広告代理店に運用をお願いされる方向けに、「業界別Web広告の成功事例」をまとめた資料を無料配布しております。
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