2019年のヒットトレンドは?

カテゴリ:Webマーケティング

公開日:2019.06.07 最終更新日:2020.10.10
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楽天から発表された「夏のヒット番付2019」、皆さんはもうご覧になりましたか?

「夏のヒット番付2019」

出典:PR TIMES:楽天株式会社「楽天市場」、「ラクマ」、「楽天トラベル」における「夏のヒット番付2019」を発表

ヒット番付とは、購買分析データや出品数をもとにして、2019年の夏にヒットするであろうトレンド予想を番付で発表する企画です。楽天市場、楽天トラベル、ラクマの3サービスの傾向から、それぞれヒット予想を出しています。

日経MJでも毎年この時期に上半期の商品番付を出していますが、今回ご紹介するのは楽天独自で行ったものです。

2019年のヒットは、「令和最初の」「増税消費」

楽天市場、楽天トラベル、ラクマの3つのサービスの共通トレンドとして予想されたのは、10月に控える増税前の高額品購入、改元にちなんだグッズや旅行先(神社仏閣)、東京五輪に向けた各種スポーツの観戦や応援グッズの購入でした。

画像引用:PR TIME「楽天市場「夏のヒット番付2019」」
画像引用:PR TIME「楽天トラベルの「夏のヒット番付2019」」

楽天市場は、19年1月~4月における各商品カテゴリーの流通額の前年同期比をもとに、予測しています。

平成から令和に変わる改元を記念して、全国各地で「平成最後の〇〇」「令和最初の〇〇」という謳い文句とともに、様々なグッズが売られ、イベントが開催されていました。超大型連休の間の旅行先も、改元にちなみ、神社仏閣へ参拝する動きが見られ、御朱印帳のために長時間行列を作ったというニュースもありました。

今年1年は行事ごとに「令和最初の〇〇」と盛り上がり、コト消費が加速する感じています。

今年はお盆も年末年始も大型に連休になる人が多い暦なので、下期の消費に関しても特需が予想されます。

画像引用:PR TIME「ラクマの「夏のヒット番付2019」」


ラクマでは、出品数の伸び率から、今夏の消費トレンドを予測しています。

シニアのお宝発掘は面白いなと思いました。断捨離ブームから、今度はいらないものをお金に変える。フリマアプリが世間的に浸透してきたことを実感します。ラクマは最近、マンションのロビーなどで簡単に出品ができるサービスの試験提供も始めました。より一層利用者の幅が広がっていくことでしょう。

メガヒットがない?

番付に上がった項目を見ると、「確かに、わかる。」と納得するものはあるものの、メガヒットになったものはあまりないですよね。

日経MJの番付も確認しましたがこちらも、「スマホペイ還元」ぐらいでした。

正直、スマホ決済、電子マネー決済は、国も企業も力を上げて取り組んでいるので、ヒットに上がらないと困る人もたくさんいるはずです。

昔よりもメガヒットが出にくくなったのには、メディアと嗜好性の多様化にあると考えます。

SNSの発達により、個人がいいと思うものを発信、共有できるようになった現代は、「バズる」という現象が多くなりました。しかし、日々「バズる」ものが何かしらあると、意識が分散されてしまい、国民が共通して支持するヒット商品にはなりにくいのです。

ヒット商品だけが、良い商品ではなく、求める人にとって最高の商品になれるよう、企業側の工夫やポジショニングが必要になります。よって広告も、それを意識した見せ方をしなければなりません。

ターゲットとなる消費者が好む価値観をいかに理解できるか、そして、繕うことなくメッセージを提示できるかを意識していきたいものです。

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ちなみに、ここ名古屋市でのトレンドは?と考えてみましたが、それはやっぱり「タピオカ」でしょう。

東京では昨年タピオカブームで盛り上がっていましたが、そこで人気だった店舗がここ名古屋に出店して、OPENのたびに行列ができています。最近OPENしたのはテイクアウトの専門店(カフェスタンド)が多いのですが、個人的には、座れるカフェでタピオカを提供するお店が増えるといいなと思ってます。

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