3月末で終了する宅ふぁいる便のニュースから、情報管理について考えてみた

カテゴリ:時事ネタ

公開日:2020.01.15 最終更新日:2020.08.22
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まずはこちらのニュースから。

宅ふぁいる便が3月末でサービス終了

出典:PCWatch「昨年1月の情報漏洩事件を受け、「宅ふぁいる便」が3月31日でサービス終了」

昨年1月に情報漏洩が発見され、サービス休止になっていた宅ふぁいる便。

発見から休止までは即対応がされており、休止中も特設WEBサイト(https://contact.ogis-support.jp/login)でパスワードの確認や、退会手続きなどができるような対処を取っていました。

 

暗号化もハッシュ化もされていなかったパスワード管理

今回問題になっているのは、情報漏洩の理由として、パスワードが暗号化もハッシュ化もされておらず、平文で管理がされていたということ。

ちなみに暗号化とハッシュ化は、使うアルゴリズムが異なっているため、変換の方法が違い、用途も最終的に復元できるかどうかが違います。

  

暗号化:最終的に復元できるように、データを組み替えるため、秘匿データの管理に使われる。

ハッシュ化:ハッシュ値に変換され、復元はできないのでパスワードの管理に使用されることが多い

  

また、暗号化されていないままこの情報が漏洩してしまうと、宅ふぁいる便に登録した名前・パスワードを違うサービスでも使っている場合、さらなる被害が及ぶとして、心当たりのあるパスワードの変更も促されていました。

出典:インターネットWatch「「宅ふぁいる便」と同じID・パスワードを使い回している人は注意! 不正ログインやフィッシング詐欺に悪用される可能性も」

 

また、昨年5月に行われたインターネットサービスについてのアンケート調査では、今回の宅ふぁいる便と同じように、パスワードを平文管理がされている可能性がある事業が、14%あったという結果が出ていました。

出典:インターネットWatch「平文でパスワードを管理していると思われるネット事業者が14%、フィッシング対策協議会のアンケート調査結果」

こうしてみると、「大丈夫」だと思っていたサービスも、絶対安全とは言い切れないですし、キャッシュレスが通常化されてきている今では、1年前よりもさらに個人情報の管理に厳しく取り組んでいく必要があります。

 

宅ふぁいる便の代わりに使用できるデータ転送サービスは?

宅ふぁいる便は受け取り時にしか使用していませんでいたが、

前職時代にはその他のオンラインストレージサービスはよく利用していました。

宅ふぁいる便の代わりになる使いやすい物をいくつかご紹介します。

 

GigaFile(ギガファイル)便

無料大容量ファイル転送サービスGigaFile(ギガファイル)便!「1週間~60日」選べる5種類のファイルの保持期限に加え、1ファイル200Gまでアップロード、共有可能!もちろん容量無制限でアンチウイルス装備。会員登録も不要です。

firestorage

firestorage.jp は個人、ビジネスを問わずご利用頂ける無料オンラインストレージです。ファイル送信・ファイル保存・データ・スクリーンショットを送るのに便利、すぐにアップロード可能です。

データ便

大容量ファイル転送サービス「データ便」。会員登録不要でも500MB、無料のフリープランで2GB、高速ビジネスプランはファイル容量無制限で100GBを超えるデータでも簡単に送信できます。

Google ドライブ

Googleアカウントがあれば、Zipファイルにしなくてもデータのファイル共有が可能です。共有ミスにさえ気をつければ、フォルダ管理→共有がスムーズにでき、必要なファイルだけDLすることもできます。

 


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