【2024年最新版】YouTube動画広告全7種類の配信方法と特徴について徹底解説!
カテゴリ:動画広告
本記事は、下記のような悩みを持たれた方に向けて書いております。
- YouTube広告を出したいけど、どの形式にするのかが決まれない
- 動画広告配信の手順が知りたい
- 広告の効果を上げるポイントが知りたい
今回の記事を読むことで、
YouTubeで動画広告の種類や規格などの基本情報から、それぞれの費用や効果、おまけにその成果をさらに伸ばすコツまで一挙に把握できますので、
是非最後までご覧ください。
*折込チラシからWeb広告に移行したい企業に最適!コスパ抜群の集客手法*
弊社inglowの代表である小里が、AIを活用した戦略やデジタルマーケティング支援の経験を踏まえ、折込チラシからWeb広告に移行したい企業に最適な動画広告について解説しています。お求めの方は下記リンクから動画をご覧頂ければと思います。
YouTubeは、全世界で20億人以上、日本は6,500万人以上のユーザーに利用されている最も人気の動画配信サービスだと言えます。
Googleの莫大なユーザーデータをもとに、精確にターゲットを絞ることができ、効果的に動画広告を配信することができます。
料金について、入札単価1円から非常に低単価で広告を配信できる点と、スキップされれば料金が発生しませんので、費用対効果の良い媒体と言えます。
このような有力な動画配信プラットフォームで広告を出したいときに押さておきたいポイントをこれから解説していきます。
Youtube動画広告の種類と規格
YouTubeの動画広告の種類は、以下のように、従来の6つに加え、
VACというアップデートした形式もあります。
- スキップ可能なインストリーム広告
- スキップ不可のインストリーム広告
- TrueViewディスカバリー広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
種類別の解説や課金形態については以下の記事で紹介されており、
こちらではそのまとめだけを提示します。
種類別の特徴
種類別の規格や課金方式などの基本情報を押さえたうえで、
ここからはそれぞれの特徴について説明していきます。
スキップ可能なインストリーム広告
スキップされなかった場合、ユーザーに動画を長く見せることができるため、
商品やブランドについて深く知ってもらえます。
一方、ユーザーの視線は「スキップボタン」に集中し広告を見てもらえない可能性もあります。
スキップ不可のインストリーム広告
一般的なテレビCMと同じ長さで、最後まで視聴者に見てもらうことできるので訴求力抜群です。
その反面、商品やサービスに興味のないユーザーには不快感を与え、ブランドイメージの低下につながる可能性があります。
TrueViewディスカバリー広告
関連情報を検索しているユーザーにアプローチすることができ、ターゲットとするユーザーに絞り込んで配信しているところから、高いクリック率が期待できます。
この点で言うと、TrueViewディスカバリー広告は費用対効果が高いと言えるでしょう。
また、TrueViewアクション広告は資料請求や商品購入など、ユーザーに行動を促す際に便利な広告です。
‐VAC(動画アクションキャンペーン)
2020年11月にYouTubeから動画アクションキャンペーン(Video Action Campaign)という配信方法が発表されました。
VACというのは、TrueViewアクション広告をベースにした、コンバージョン獲得を目的とした広告です。
Googleは 2022年には既存の全てのTrueViewアクション広告を動画アクションキャンペーンに自動的にアップデートすると 発表しています。
VACは従来のTrueViewアクションより長い広告見出しと説明文を設定することができます。
また、VACの配信面はさらに拡大し(上の画像に示したように)、TrueViewアクションではリーチ出来ていなかったユーザーにも配信ができるようになりました。
バンパー広告
インストリーム広告の中で最も単価が低く、モバイル中心に配信できるフォーマットです。
再生時間が短く多くの内容を伝えるのは難しいのと、
インパクトのある動画が求められているのが特徴です。
アウトストリーム広告
低価格での広告出稿が可能な点と、YouTube利用者以外にもPRができる点が特徴です。
マストヘッド広告
短期間で多くのユーザーにアプローチし、大きな成果を上げることのできる広告方法です。
トップページに掲載されるのでユーザーの目に留まりやすく、商品や社名の認知向上に最適です。その分、審査があるのでクオリティーの高い動画を作る必要があります。
配信は広告代理店に申し込む必要があります。特定の日に配信したい場合は早めに予約しておくのが無難でしょう。
要注意のデメリット/課題
1.クリックが獲得できない
YouTube広告のよくある課題の一つとして、想定よりもクリックが獲得できないことが挙げられます。
広告を運用することでクリック率は多少改善できるものの、それ以上には、ユーザーがクリックをしてくれるような動画を作成することが重要です。
2.動画を見てもらえない可能性
YouTubeの動画広告はせっかく時間・費用をかけて作成した動画でも、
興味が無ければインストリーム広告の場合、スキップされてしまうこともあります。
始めの5秒でユーザーの興味をひく動画でないと広告を見てもらえないという点が一番のデメリットといえます。
参考:
~【動画広告の作り方】YouTubeでスキップされにくい動画の特徴を紹介!~
3.逆効果(イメージダウン)になる恐れ
費用を抑えて広告を配信出来る反面、動画のクオリティが低いと商品やブランドのイメージダウンにつながってしまう可能性もあります。
また、ターゲットが正しく絞れていない場合もユーザー側からすると広告がストレスとなり、イメージダウンになってしまうでしょう。
4.審査に時間がかかる場合がある
広告配信のための各種設定を終えたら、Google AdWordsやYouTubeでの基準に基づき審査が行われます。
審査自体は1営業日以内で完了することがほとんどですが、場合によっては数日かかることも。
また、不承認になると作った広告を修正し再度審査をする必要があります。
広告に関するポリシーがあるので、事前に内容を確認しておきましょう。
目的別のおすすめな配信方法
「認知度向上」
効率よく商品・サービスなどブランドの認知度を高めたい場合の、
おすすめの配信方法は以下の三つです。
- スキップ不可のインストリーム
- TrueViewディスカバリー広告
- バンパー広告
ユーザーに確実に見てもらえるという特徴は、商品やサービスの認知度向上に向いています。
商品を購入してもらうためには、まずは知ってもらうことが必要です。
インストリーム広告とバンパー広告は一定時間スキップできないため、ユーザーが確実に目にします。
そのため印象に残る広告であれば、ユーザーの興味を引くことができます。
短時間でユーザーに覚えてもらえるように、入念に制作しましょう。
「行動を促したい」
ユーザーの購入、登録、問い合わせなどの行動を促したい場合の、
おすすめの配信方法は以下の二つです。
- TrueViewアクション
- TrueViewディスカバリー
ウェブサイトで行動(購入、登録、問い合わせなど)を促す、スキップ可能な広告です。
ユーザーにクリックやウェブサイトでの行動を後押しする「行動を促すフレーズ」をカスタマイズできます。
コンバージョン ベースのスマート自動入札(目標コンバージョン単価制、コンバージョン数の最大化)によって、行動してくれそうなユーザーに効率良く広告を配信できます。
ディスカバリー広告を見るユーザーは、そもそもその商品やサービスに興味を持っているので、商品の購入やサービスの利用につながりやすいのです。
ユーザーの目を引くようなサムネイルの作成に力を入れましょう。
「比較検討」
検討商品・サービスに関心が高いユーザーへ比較検討を促したい場合の、
おすすめの配信方法は以下の二つです。
- TrueViewインストリーム
- TrueViewディスカバリー
比較検討のポイントとして、
適切なユーザーへ表示(ユーザーの注目を引きつけてリーチし、ユーザーが視聴した場合のみ料金が発生する)、ブランドのアピール(ブランド ストーリーを伝えてユーザーにアピール)が挙げられます。ここで挙げたTrueViewインストリームとTrueViewディスカバリーはまさにこの二つのポイントに特化した広告フォーマットです。
配信手順
手順①完成した動画をYouTubeにアップロードする
まずは、広告用の動画をYouTubeにアップロードしましょう。
動画のアップロードは、YouTubeのWebページやスマートフォンのアプリからできます。
広告用の動画のアップロードも、一般的な動画のアップロード方法と同じです。
手順②Google広告にログインし、広告の目的を選択する
YouTubeの動画広告は、Google広告から作成します。
動画のアップロードが終了したら、Google広告にログインしましょう。
そして広告の目的とキャンペーンタイプが選択できます。
広告の目的は以下画像の通りです。
どの目的を選ぶかによって、キャンペーンタイプは変わってきますので、ここでは先ほど紹介した目的別におすすめの配信方法をチェックしましょう。
手順③予算や公開期間を決める
次に予算の使い方や広告を公開する期間を指定します。
広告を配信するためには、Googleの承認が必要です。
審査に日数がかかることがあるので、スケジュールにゆとりをもって作成しておきましょう。
手順④配信するターゲットを絞る
続いて配信するターゲットを決めます。
ターゲットグループは性別や年齢、子供の有無、興味・関心など、細かい設定が可能で、
キーワードやトピックなど、コンテンツに応じた設定もできます。
どのようなユーザーに広告を表示させたいか細かく考えて設定しましょう。
手順⑤動画広告を作成する
最後に広告として配信するYouTube動画を指定します。
そして指定した動画の広告フォーマット、見出し、広告名などを決めます。
ユーザーの興味を引くような、効果的なフレーズを考えておきましょう。
ここまで終われば、最後に「キャンペーンに進む」ボタンを押して完了です。
公開した動画広告は、Google広告の管理画面で確認することができます。
効果を引き上げるコツ
効果的に広告配信するために、どの広告フォーマットでも共通するポイントから解説していきます。
1.目的に合わせて設定項目を調節しましょう
例えば、認知度を上げたいのであれば、『入札戦略』で「視認範囲のインプレッション単価」を選択し、表示回数を最大化する目標設定にしましょう。また、販売促進が目的の場合、『入札戦略』は、「クリック数を最大化」に選択する必要があります。
どの項目を調整すれば目的を達成できるかを念頭に置き、設定項目を調整していきましょう。
2.ABテストを行いましょう
ABテストとは、特定の要素を変更した2パターンの広告を作成し、どちらが目的達成に効果的かを検証するマーケティング手法です。
動画を制作する際には、動画の冒頭の5秒に要点を盛り込んだり、エフェクトを派手にしたりなど、様々な工夫を施すと思います。
しかし、本当に効果があるのかは後々検証しないと分かりません。
そこで、様々なパターンを作成してテストを重ねることで、効果のある配信形式を見つけることができます。
画像やフレーズ、動画の長さなど様々な要素で検証を重ね、最適なパターンを見つけましょう。
どの広告フォーマットにも共通するポイントを押さえたうえで、それぞれのフォーマットにあったポイントを解説します。
スキップ可能なインストリーム広告
スキップ可能なインストリーム広告は、時間制限のない動画広告です。しかし、動画広告に興味がない場合、離脱やスキップが多くなります。
そのため、最初の5秒間にインパクトのある映像やメッセージを組み込むようにしてください。
Trueディスカバリー広告の場合
Trueディスカバリー広告は、基本的にはテキストベースの広告です。
検索機能や関連動画に表示される広告のため、
基本的には、動画を探しているユーザーを引きつけるようなキーワードを含む広告にすると効果的です。
バンパー広告の場合
バンパー広告は、6秒間でユーザーに何らのインパクトを残す必要があります。
インパクトの与え方は、動画の構成やメッセージ、BGMなど多岐にわたりますが、PRしたい商品の最も特徴的な内容を入れ込むことで、バンパー広告に適した動画が制作できるでしょう。
アウトストリーム広告の場合
アウトストリーム広告は、YouTube外のアプリやプラットフォームにて表示されるので、
同ジャンルの製品と比べた特異性を全面的に打ち出した動画広告を制作することが大切です。
例えば、ビジネス関連のスマホアプリを利用しているユーザーに対して、別のビジネスアプリを紹介したりするなどのことです。
つまり、その製品が他の関連製品よりも優れている点を紹介することで、他の製品ユーザーを自社製品に引き込むことができます。
マストヘッド広告の場合
マストヘッド広告は、唯一Googleの広告担当者との連携のもとで運用できる広告タイプです。
YouTube広告に関するアルゴリズムにも精通した担当者と相談しつつ進められますので、マストヘッド広告を効果的に運用する方法をしっかりと相談し、担当者の助言を頼りに進めることが大切です。
他の広告タイプと比べ、費用が少し高い反面、高い効果も期待できる広告タイプですので、企業の一大キャンペーンの際にはぜひ利用を検討してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事は、
・要注意のデメリット
・目的別のおすすめな配信方法
・配信手順
・効果を上げるコツ
を紹介させていただきました。
YouTube広告の運用でお困りの方や、これからYouTube広告を始めたいという方に、少しでもお役に立てると幸いです。
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