Web広告の一種、アドネットワーク広告で成果を上げる運用方法!
カテゴリ:Web広告
こんにちは、株式会社inglowの梅田です。
アドネットワーク広告について徹底解説し、記事後半では、弊社の経験から語るアドネットワーク広告で成果を上げる方法についても解説します。
・アドネットワーク広告について詳しく知りたい。
・アドネットワーク広告で成果を上げる方法について知りたい。
上記のような悩みを持たれている方には必見の記事となっております。
弊社、株式会社inglowでは、アドネットワーク広告を含め、多種に渡ってクライアント様のWeb広告運用のサポートをさせて頂いており、お陰様で実績も出すことができていますので、本記事の信頼性の担保になるかなと思います。
それでは、早速いきましょう。
アドネットワーク広告とは?
アドネットワーク広告とは?
アドネットワーク広告とは、Webサイトやソーシャルメディア、ブログ等を集めて広告配信ネットワークを作り、それらの媒体にまとめて広告を配信する仕組みのことをいいます。
アドネットワーク広告を扱う業者に依頼することで、業者を経由して複数の広告配信可能なメディアに広告を出稿してもらいます。
アドネットワーク広告を扱っている例としてよく利用されているのものに、GDN(Googleディスプレイネットワーク)、YDN(Yahooディスプレイネットワーク)などがあります。
GDNの主な広告配信先としては、gmail、教えてgoo、食べログ、YouTubeなどがあり、YDNの主な広告配信先としては、アメブロ、Yahoo知恵袋、NAVERまとめ、クックパッド、ニコニコ動画あどがあります。
このように、一度に多くのメディアに広告を配信することが出来る仕組みを用いて出稿する広告のことをアドネットワーク広告といいます。
アドネットワーク広告のメリット
アドネットワーク広告の主なメリットとしては、下記のような感じです。
①業務を効率化できる
②出稿後の効果をある程度正しく知ることが出来る
③ある程度細かくターゲティング出来る
④潜在層へ広くアプローチすることが出来る
それぞれ、詳しく解説していきます。
業務を効率化できる
単純に、業務を効率化できることが挙げられます。
アドネットワーク広告が利用できるようになる前は、広告を出稿したいメディアそれぞれとの契約が必要で、それぞれの媒体に広告の形式を合わせて出稿しなければなりませんでした。
しかし、アドネットワーク広告の登場によって、1社のアドネットワーク広告を扱う業者に依頼することで、それぞれのメディアによって形式を分けることなく、その業者の傘下にある複数のメディアに一気に広告を出稿出来るようになりました。
このように、メディアによって広告の形式を分ける手間を省くことが出来るようになったという意味で、業務を効率化出来るようになったといえます。
出稿後の効果をある程度正しく知ることが出来る
アドネットワーク広告を出稿した後、その効果測定データをまとめて見ることが出来ます。
なぜなら、アドネットワーク広告事業者がインプレッション(閲覧数)、クリック数、CTR、CVRなどを集計してくれ、それを広告主が見ることが出来るようになっているからです。
例えば、GDN(Googleディスプレイネットワーク)を通して広告を出稿した場合、それによって得られた成果を、Googleが集計してくれたデータをもとに調査することが出来るといった感じです。
このように、広告出稿後の成果を知ることが出来るので、改善点の洗い出しが出いるようになり、次に生かすことが出来るようになります。
ある程度細かくターゲティング出来る
興味・関心を持ったニーズの高いユーザーに深くアプローチ出来るわけではありませんが、ある程度細かくターゲティングすることが出来ます。
なぜなら、アドネットワーク広告事業者によってターゲティング方法が変わってはきますが、 アドネットワーク広告を出稿する際に、 例えば、ユーザーの年代、性別、住まい、または配信する時間や曜日を設定することが出来ます。
さらに、アドネットワーク広告を表示するWebサイトのジャンルを絞ることが出来ることによって、出稿したい広告とある程度関連のあるメディアに配信することが出来るようになったりします。
そして、GDNやYDNなどで広告を出稿する際は、プレースメント指定というものを行うことで、広告を掲載するWebサイトをURLによって指定することも出来たりと、かなり便利です。
このように、広告を届けたいユーザーの特徴によってある程度ターゲティングすることが出来ます。
潜在層へ広くアプローチすることが出来る
アドネットワーク広告によって、潜在層へ広くアプローチすることが可能となります。
理由としては、アドネットワーク広告事業者によって一度に多くのメディアにアドネットワーク広告を掲載してもらうこととなるので、それに応じて出稿した広告を多くのユーザーに見てもらうことが出来ます。
例えば、GDNに広告を出稿した場合、具体的に広告を掲載するメディアを選ぶことは出来ませんが、gmail、教えてgoo、食べログなどのメディアに広告を掲載することで、それぞれのメディアに訪れたユーザーに広く認知させることが可能となるといった感じです。
アドネットワーク広告の主なメリットとしては、このような感じです。
アドネットワーク広告のデメリット
アドネットワーク広告の主なデメリットとしては、下記のような感じです。
①費用対効果がそこまで良くない
➁複数のアドネットワークを利用する際に手間がかかる
➂事業のブランドを下げてしまう可能性がある
それぞれ、詳しく解説していきます。
費用対効果がそこまで良くない
アドネットワーク広告は、費用対効果という面では、そこまで良いとは言えません。
先程解説した通り、アドネットワーク広告を出稿する際にターゲティング方法を選択することは出来ます。
しかし、そうはいっても、検索エンジンで検索してもらうことで見てもらうことが出来るリスティング広告とは違って、アドネットワーク広告は、掲載される広告についての情報を直接探しているユーザーに見てもらう広告ではないため、見てもらうことの出来るユーザーの興味・関心度は劣ってしまうからです。
アドネットワーク広告は、あくまでもその広告に掲載されている情報とは別の情報を探しているユーザーに対して、ついでに見てもらうチラシのようなものです。
このように、広く認知させることの出来る分、費用対効果がそこまで良くないということが言えます。
複数のアドネットワークを利用する際に手間がかかる
複数のアドネットワークを利用するとなると、手間がかかってしまいます。
これは、広告を表示させたいメディアが複数あり、それら全てを一つのアドネットワーク広告事業者が扱ってない場合などに起こりうることです。
アドネットワーク広告事業者ごとに、課金形態、すなわち、広告費がどのようにして決まるのかということや、ターゲティング方法などが異なるので、アドネットワーク広告事業者ごとに合わせた運用方法を決める必要があるからです。
例えば、GDNを通じて掲載することの出来るgmailと、YDNを通じて掲載することの出来るYahoo知恵袋の両方に表示させたい場合、GDNとYDNの両方に広告の出稿を依頼しなけらばならないので、それぞれのターゲティング方法や課金形態を考慮したうえで、アプローチ方法を考える必要があるといった感じです。
このように、複数のアドネットワーク広告事業者に対して広告の出稿を依頼したい場合には、どうしても手間が掛かってしまいます。
事業のブランドを下げてしまう可能性がある
アドネットワーク広告を出稿することで、事業のブランドを下げてしまう恐れがあります。
これは、アプローチしたいターゲット層とは違うユーザーにまで配信されてしまう可能性があることが関係しています。
アプローチしたいターゲット層と異なる層が利用するWebサイトにまで表示させてしまうことで、そのユーザーを不快にさせてしまう可能性があるからです。それが良い方向へとはたらいて、潜在層のニーズに応えられるという結果になる可能性もありますが、その逆効果も考えられます。
このようなことから、事業のブランドを下げてしまう恐れがあると言えます。
アドネットワーク広告とDSPとの違い
アドネットワーク広告とDSPとの違い
アドネットワークとよく混同される言葉として、「DSP」という言葉があります。これらは、同じ状況でよく使われる言葉ではありますが、意味は全く違います。
アドネットワークというのは、先程も話した通り、広告枠提供者が売っている広告枠を集めたネットワークのことを言いますが、それに対しDSPというのは、広告主にとって、アドネットワーク広告で成果をより上げるために便利なツールのことを言います。
アドネットワークとDSPとの関係性は、次の節で詳しく解説しておりますので、良ければご覧ください。
このように、アドネットワークとDSPは全く違う意味を持つので、間違えないようにしないと、致命的な勘違いをする可能性もあるので、注意が必要です。
アドネットワーク広告とDSPがどう関連しているのか
前節で話したように、アドネットワークとDSPがどのように関連しているのか、詳しく解説していきます。
まずは、DSPと似た言葉としてSSPという言葉があるので、これらの違いを把握しておく必要があります。
DSPというのは、Demand Side Platformの略で、広告主がアドネットワーク広告において成果をより上げるためのツールのことを言います。それに対しSSPというのは、Supply Side Platformの略で、広告提供者側が広告枠を用いてより利益を伸ばすことが出来るようになるためのツールのことを言います。
これは、広告枠提供者側(Webサイト運営者など)がSSPを使うことで、より利益が大きくなる広告を自動的に選ぶことが出来ることによって可能となります。
では、広告主と広告枠提供者がお互いに成果を最大にするために、どのような仕組みをとっているのか、詳しく解説します。
まず、アドネットワークに繋がっているメディアにある広告枠があるユーザーの画面に表示されると、その瞬間、SSPへ通知されます。するとSSPがDSPに対して、広告枠があることを知らせ、DSPによってオークション形式で、最も利益率の高い広告が選ばれます。そして選ばれた広告がDSPからSSPへと通知され、SSPがDSPに対してその広告の提供を要請し、それに対してDSPがSSPに広告を提供し、その広告枠に表示されるという感じです。
このようにして、広告枠提供者に最も利益率の良い広告が提供されるという仕組みです。
この一連の流れの中で、配信する広告をDSPが選ぶ際に、広告が掲載されるメディアのジャンルによってある程度選択肢を絞っているため、広告主にとっても、狙うターゲット層に近い層にアプローチ出来るようになるといった感じです。
アドネットワークとDSP、SSPの関係性はこのようになります。
アドネットワーク広告を上手く活用するためのコツ
アドネットワーク広告を上手く活用するコツ➀:代理店などに依頼する
アドネットワーク広告を初めて運用される方は、どうしてもアドネットワーク広告を使いこなすのに苦労することが多いと思います。
なぜなら、課金形態やターゲティング方法、また運用方法がかなり複雑だからです。
例えば、GDNやYDNに広告を出稿する場合は、ターゲティング方法がかなり複雑ですし、さらに複数のアドネットワークに広告を出稿するとなると、かなりの時間と工数がかかってしまいます。
ですので、アドネットワーク広告の出稿を考えておられる方で、運用に不安がある方は、自社で運用するよりは、代理店などに依頼して運用してもらうことをオススメします。
アドネットワーク広告を上手く活用するコツ➁:リスティング広告と併用する
実は、これは弊社、株式会社inglowがクライアント様に対して効果を最大化する時に最も得意としているパターンの一つであるのですが、アドネットワーク広告とリスティング広告を合わせて運用していくことで、アドネットワーク広告による集客の効果がかなり発揮されます。
リスティング広告については、下記記事にて解説していますので、詳しく知りたいという方は、ぜひご覧ください。
~Web広告の一種、リスティング広告で成果を上げる運用方法!~
理由としては、リスティング広告、アドネットワーク広告それぞれの特徴が関係しています。
リスティング広告というのは、上でも解説した通り、比較的興味・関心の強いニーズのある顕在層を集めることて適している分、まだ興味・関心の弱い潜在層にアプローチするには難しい広告です。
それに対し、アドネットワーク広告というのは、リスティング広告と逆の性質を持っており、顕在層へのアプローチが難しい分、潜在層へ広くアプローチするのに適した広告です。
そのため、特徴が真逆となっている二種類の広告を同時に運用していくことで、成果を伸ばしやすくなります。
具体的な会社名までは出すことは控えさせて頂きますが、弊社が過去にサポートさせて頂いたクライアント様も、アドネットワーク広告とリスティング広告との併用によって利益が大きく伸ばすことが出来たという事例が多々あります。
このように、アドネットワーク広告だけでなく、リスティング広告も合わせて運用することでかなり成果を期待できる場合もあります。
アドネットワーク広告を上手く活用するコツ➂: 他の広告と併用する
これは、上の内容と少し重なってしまうかもしれませんが、アドネットワーク広告を運用する際は、アドネットワーク広告だけでなく、他の広告と合わせて運用していくことで初めて成果が見込めるようになるといっても過言ではありません。
なぜなら、アドネットワーク広告を運用する主な目的としては、まだそこまで興味を示していない潜在層と言われる層に対して広く認知してもらうことなので、認知してもらった後のサポートは、アドネットワーク広告ではなかなか難しいからです。
上で話したリスティング広告とアドネットワーク広告を併用して成果が得られた事例が良い例になると思いますが、弊社が過去に担当させて頂いたクライアント様の多くも、実際に複数種の広告を運用することで、成果が大きく伸びたという事例が多いです。
このようなことから、やはり成果を上げるためには、複数の広告を用いてバランス良くアプローチしていくことが大切だと言えます。
まとめ
以上、アドネットワーク広告について解説してきました。
アドネットワーク広告には、潜在層へ広く、さらに効率よくアプローチすることができるWeb広告の一種でしたが、費用対効果がそこまで良くなく、運用方法が難しいということがありました。アドネットワーク広告によって成果を出すためには、他のWeb広告と合わせて運用することが大切です。
もし、アドネットワーク広告の運用に興味がある方で、不安な方は、お気軽に弊社へお問合せ下さい。ありがとうございました。
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