第57回宣伝会議賞の応募が開始!過去作品から学んだ良いコピーとは?

カテゴリ:Webマーケティング

公開日:2019.09.13 最終更新日:2020.08.22
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今年もこの時期がやってきましたね。

第57回を迎える宣伝会議賞が、9月2日~応募が開始されました。

出典:PRTIMES「コピーライターの登竜門、第57回「宣伝会議賞」9月2日から応募受付開始/株式会社宣伝会議」

第57回宣伝会議賞の公式サイトはこちら

毎年課題をチェックして、一通り考えてみるも

なかなか本格的に取り組めていなかったので、今年こそはと思っているところです。

宣伝会議賞とは?

広告業界の方はみなさんご存知かと思いますが、

コピーライターの登竜門と言われ、数多くのコピーライターや広告業界で働いている方、目指す方が応募をし、その頂点を争うキャッチコピーのコンテストです。

過去の受賞作品の中には、実際に企業の広告コピーに使用されることもあります。

キャッチコピー(キャッチフレーズ)部門と、テレビ・ラジオCMの企画の2パターンで応募ができ、

今年から、応募作品数は1課題あたり100点までが上限と増えました。(去年は確か50点)

過去5年の受賞作品で印象に残っているもの

私の中の、一番はこれです。

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おかん、うまい。

でも、多い。

受賞者:高崎 真梨子さん

旭化成「サランラップ」 キャッチフレーズ

引用:宣伝会議賞「歴代受賞作品 第56回 宣伝会議賞 受賞作品」

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そう。そんな時のサランラップなんですよね

「じゃあ、はい」

とサランラップを渡すおかんの光景も、浮かんできます。

 

この、関西弁というのがなんとも日常的で、いいコピーすぎるなぁと思いました。

 

商品のコピーは、

いかにその商品の使用場面を想起させるのか、
そして、使用している場面を思い描いた時に、自分の感情がそこにどれだけ宿らせられるのか

が重要です。

とはいえ、私には「関西弁」という価値観やノウハウがないので、

確実にこの発想には至らない。

だからこそ、こういった機会にこのコピーに出会えてよかったと思うわけです。

もうひとつ、昨年受賞した方のこちらのコピーがすごく気になっていました。

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『将来の夢』篇

子供が作文を読んでいる:
将来の夢。僕は将来、シャチクになりたいです。僕や弟やお母さんのために夜遅くまで一生懸命働いて、お休みの日もたまに会社に行ってがんばっているお父さんが、俺はシャチクだと言っていました。だから僕は将来シャチクになりたいです。
N:誰かのために頑張る人を応援したい。京都福寿園のお茶伊右衛門。

受賞者:石神 慎吾さん

サントリー 伊右衛門が飲みたくなるようなキャッチフレーズ、ラジオCM

引用:宣伝会議賞「歴代受賞作品 第56回 宣伝会議賞 受賞作品」

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将来の夢作文の2言目に、「シャチク」になりたいという子供。

シャチクっていう言葉は、マイナスイメージしかないけど、

それを見事に微笑ましく描かれています。

シャチク=かわいそうな人 ではなく、一生懸命頑張る人のイメージに変えてくれる、

日本の社会には数多くいるであろう「シャチク」の心に染み渡るようなコピーだと思いました。

これを、伊右衛門さんのCMで使用するのは実際のところ厳しいとは思いますが

頑張る人を応援する商品というブランディングが、

日本社会を表す決してキレイではないワード「シャチク」によって

上手に成り立っています。

 

あとは、同じ「AI」でも、

歩み寄ろうとするのか、敵対視するのかの差が現れているコピーもありました。

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AIは、まだ、恋を知らない。

受賞者:森 善彦さん

工学院大学 女子高校生が思わず理系を志したくなるようなアイデア

引用:宣伝会議賞「歴代受賞作品 第56回 宣伝会議賞 受賞作品」

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女子高校生が食いつきそうな、恋バナ、AIはまだ出来ないから、

得意なあなたが教えてあげて、と言わんばかりのコピー。

AIは愛とも読めるので、愛は 恋を知らない とも見えて、女子高校生の心をくすぐりそうだなと感じました。

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AIから仕事を奪ってください。

受賞者:眞木 雄一さん

ヤフー  Yahoo! JAPANに入社したくなるようなコピーを募集

引用:宣伝会議賞「歴代受賞作品 第55回 宣伝会議賞 受賞作品」

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こちらは、AIでは出来ない仕事がYahoo!にはあるということを、表現してい流のですが、AIが現代に浸透してきていることも伝わるし、それを作るのがYahoo!という、企業の意思の強さが伝わるコピーだと思いました。

こんな感じで、毎年の受賞作品を見ながら、広告コピーとしての表現の仕方ももちろんですが、

その年によって、キーワードとなるワードが見えたり、世の中の流れやインサイトがわかってくるので、大変勉強になります。

 

まとめというか宣言

ただやはり、参加することが一番力になるのはわかっているので、今年こそはちゃんと取り組もうと決めました。

去年は計30本しか書いていないので、私にとっては結構な数字ですが、

まずモチベを上げるため、応募ページに

輝く金の鉛筆(1課題50本応募)を10個表示させたいと思うので、

まず500本!!応募します!!

受賞を本気で目指すなら、2000本だって聞きましたが、

想像ができなさすぎて…という、とりあえず500本です。

11月の募集終了までのトライアル、頑張ります。


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