若者へはWEB動画広告が効く?デジタルシフトでの成功事例から見えたこと

カテゴリ:Webマーケティング

公開日:2019.03.20 最終更新日:2020.08.22
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画像引用:キリンレモン公式WEBサイトより

 

さんは昨年の4月にリニューアルをしたキリンレモンの動画広告をみたことがありますか?

今年に入ってこんな記事がリリースされていました。

 

 

今までバンバンTVCMを売っているイメージの大手企業さんが、それに頼らずに成果を出している。

しかも今年90周年の商品で目標の7割増し。

 

なぜ、そんなすごいこと起きるの・・・?

 

記事を読んでみると、商品的としての品質はそのままに風味を改良、パッケージデザインを初代のイメージに刷新、TVCMの代わりにWEBコンテンツとしてタイアップ動画を制作。

 

この中だと、その秘密は、「動画広告」にありそう・・・!

とりあえず実際にタイアップ動画を検索すると、第4弾まであるみたいです。

 

第1弾は“楽器を持たないパンクバンド”BiSH 

出典:oricon youtubeアカウント「BiSH、キリンレモンCMソング「透明なままでゆけ。」フルMV公開」

 

第2弾はロックバンドのフレデリック

 

出典:maidigitv youtubeアカウント「フレデリック、“キリンレモンのうた”をアレンジ 躍動感あるスペシャルMVが公開」

 

第3弾は声優でありアーティストの水瀬いのり

 

出典:maidigitv youtubeアカウント「水瀬いのり、「キリンレモン」MVでおなじみのCMソング歌う 「まっすぐに、トウメイに。」」

 

第4弾はお笑い芸人の友近、椿鬼奴、山崎静代(南海キャンディーズ)の3人によるスペシャルユニット。

 

出典:maidigitv youtubeアカウント「友近、椿鬼奴&しずちゃんとが“結成27年目のアイドルグループ”に 「キリンレモン」MVでおなじみのCMソング歌う」

 

楽曲のテーマはすべて「透明なままでゆけ。」という商品のメインコピーなのですが、それぞれの持つファン層が異なり、違う世代、ジャンルをターゲットにキリンレモンを訴求しています。

 

思えば、最近フェスに行く機会が増え、勉強のために動画サイトを漁っているときに

BiSHとフレデリックの動画はみたことがあって、女性も男性も取り込める良い手だと驚いた覚えが!

 

しかもおなじみのフレーズの「キリン♪レモン♪」があるのは同じだが、

雰囲気も歌詞の内容も異なり、PVもそれぞれのファン層が好きそうなテイスト。

 

これは上手いと思いました。

 

恐らく、TVCMからWEB広告に移行しただけでは、ここまで伸びることはなかったはず。

アーティストとのタイアップ&動画広告という名の音楽コンテンツにしたことが、若年層のWEB広告嫌いをクリアし、売り上げにつながったのだと考えます。

 

 

スマホに触れているからこそ、スルーするところの見極めがついている若年層に対してのアプローチはそれが有益な情報、もしくは面白いコンテンツであることが必須になります。

 

かといって大手のようにアーティストとのコラボで曲まで作れないよ・・・という企業のほうが多いかと思います。

そんなときは、ジャンルは違えど、広告を「有益なコンテンツ」「面白いコンテンツ」にすることを目指してみましょう。

 

例えば…

*豆知識を連載していく

*商品・サービスに関係する○○診断

*1分でできそうなクイズやゲーム

 

最近だと、女性向けの化粧品やアパレルメーカーがやっている「パーソナルカラー診断」も同じ類のものです。

出典:MiMC公式WEBサイト「パーソナルカラー診断」

 

 

これも診断結果によって、具体的に商品を提案し、「きっかけづくり」と「選ぶ手間を省く」有益な情報コンテンツになっています。

メニューがたくさんあって決められない!っていう人は、よくわかると思いますが、多くの情報から必要な情報を取り入れる時に、ある程度カテゴライズされると人は動きやすくなります。

 

広告を考える時にはぜひ「有益なコンテンツ」と「ターゲティングを明確にする」を頭に置いてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに余談ですが、普段なかなか炭酸を買わない私も、動画をみたあと、まんまとキリンレモンを購入してますし、動画をSNSで拡散しています。まんまと、策略にはまってしまいましたね。

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