webマーケティング3つのステップ
カテゴリ:Webマーケティング
自社のWebサイトを活用して売上を上げるためには、どのような手段があるのでしょうか。Webマーケティングの具体的な施策を3つのステップに分けて紹介しましょう。
ステップ1:集客のためのプレアクセス
最初のステップは、プレアクセス、つまりユーザーにアクセスしてもらう準備段階です。Webサイトへの見込み客の流入増加に取り組むステップとなります。ここで気を付けなければならないのは、Webマーケティングにおける集客とは、むやみにWebサイトへのアクセスを増やすことではなく、見込み客のアクセスを増やすことである点です。
具体的な施策としては、まず、魅力的で質の高いコンテンツの発信といったWebサイトそのものの充実が挙げられます。また同時に、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)をはじめ、リスティング広告、ディスプレイ広告、ネットワーク広告、アフィリエイト広告、SNS広告など、Webサイトを広く知ってもらうための施策も行っていきましょう。
プレスリリースの配信も有効です。自社Webサイト発だけでなく、プレスリリース配信サービスなどを利用することで、より多くの露出と情報拡散を狙うことができます。
ステップ2:接客のためのオンアクセス
この段階は、オンアクセス、つまりWebサイトを訪問したユーザーに対して、いかに接客をするかというステップです。単なるアクセスから、売り上げや申込み、問い合わせといった目標アクションにつなげていく施策を行います。
ここでは、いかに心地よいユーザー体験を提供し、Webサイトからの離脱を防ぐかが大切になります。そのための取り組みとしては、LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)やEFO(Entry Form Optimization:エントリーフォーム最適化)、レスポンシブデザインの導入によるスマートフォン最適化などが挙げられます。システム面では、決済手段の充実なども効果的でしょう。例えば、ECサイトで、クレジットカードが支払い方法として使えないと、せっかくの顧客が購入直前で離脱してしまうかもしれません。
これらに加えて、コンテンツの品質向上や使いやすいUI(ユーザーインターフェース)が大切なのは言うまでもありません。ユーザーが求めている情報が掲載されていること、さらにそれらが見やすく、読みやすく構成されていること、スムーズに関連情報へ遷移できることなどが重要です。
ステップ3:再来訪を促すポストアクセス
ユーザーがWebサイトから離脱した後(ポストアクセス)、しっかりフォローをして再来訪を促すステップです。一度、Webサイトを訪問したユーザーとのエンゲージメントを無駄にしないよう、関係を深め、リピート訪問してもらう施策を行いましょう。
具体的には、顧客にメールで直接アプローチするメールマーケティングをはじめ、顧客リストに配信するメールマガジン(メルマガ)も有効です。ユーザーの興味を再度惹き、再アクセスのきっかけ作りを行います。また、一度Webサイトを訪れたユーザーを追いかけて、自社の広告を表示させることができるリターゲティング広告も効果的です。
これらの施策を効率的に進めていくためには、マーケティングオートメーション(MA)の導入も検討しましょう。マーケティングオートメーションとは、Webサイトを訪問したユーザーに対して行う一連のWebマーケティングの流れを仕組化し、最適化してくれるシステムです。例えば、Webサイトを訪れた見込み客をリスト化し、メールマーケティングやメルマガ配信などを行うことで、エンゲージメントの見込みが強い顧客を絞り込んでいくことができるでしょう。
ステップ1で述べたように、単純にアクセスを集めることはWebマーケティングにおける真の集客ではありません。見込み客からのアクセスをいかに集めるかが重要であり、それには一度訪問したユーザーを丁寧にフォローしていく取り組みが欠かせません。
まとめ
簡単に3つのステップに分けて解説しましたが、このことを全て完璧に行うにはかなりの労力が必要になります。雑に行うのではなく一つ一つ丁寧行いましょう。また、すぐに効果が出てこないところもあるので辛抱強く継続的に行うことが重要です。