パーソナライズ?カスタマイズとレコメンドとの違いは?

カテゴリ:Webマーケティング

公開日:2019.09.27 最終更新日:2020.08.22
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パーソナライズやパーソナライゼーションって最近よく聞きますよね。

なんとなーくの概念で行くと、「その人に合わせた情報」みたいな意味合いなのですが、

それだと、「カスタマイズ」や「レコメンド」も意味としては似ています。

マーケティング用語って、似ているようで、本質が違う概念が結構多くて、

勘違いをしたままだと、その戦略自体が間違った方向に行きかねないですよね。

ということで、「これからの時代はパーソナライズ戦略です」胸を張って言えるように、

ごっちゃになっている3つの違いをまとめてみました。

 

パーソナライズ

パーソナライズ= personalize 

「一人ひとり(個人=Person)に合わせて変える」

という意味を持っています。

パーソナライゼーションはパーソナライズ(動詞)の名刺形です。

マーケティング業界では、メディア(情報を提供する側)が個々人に合わせて、

情報(コンテンツ)の内容を変更・設定するマーケティング手法のことを指し、

さらにWebに絞ると、

購入履歴や閲覧履歴からの顧客の属性や、現在している行動データから、

その人に合わせて最適な情報を提供していき、コンバージョン率などの改善をしていきます。

そして、パーソナライズ戦略をするためのツールの一つに、

マーケティングオートメーションツール

があります。

 

カスタマイズ

「ユーザー個人が好みのものを自ら設定・変更する」

という、パーソナライズと似た意味を持っていますが

パーソナライズとの大きな違いは、

「ユーザー自ら変更・設定すること」です。

あくまでも、ユーザーは、自分が顕在的に希望する情報として手に入れます。

 

レコメンド

ECサイトやマッチングサイトなどでよく見る「おすすめ」です。

パーソナライズと同じく、メディア側の動きですが、

個々人に合わせているのではなく、

顧客(会員)の総合的な属性から、同じ傾向にある人へ同じカテゴリのその他の情報を表示させます。

 

3つが誕生した経緯を知れば、違いもわかる

4マスが大活躍していた時代では、個々人ではなく、ある特性を持った集団に向けてマーケティングを行う、マスマーケティングが一般的でしたが、

情報が多すぎて、全てをみて比較することが困難になりました。

そこで、ある程度自分に関連のある情報しか目に触れないように、ユーザー個人が自ら設定したり、

メディア側が、全体のユーザー特性からレコメンドしたりとしていましたが、

自分の希望する情報のみ手に入るカスタマイズでは、新たな情報を手に入れずらく、

メディア側からくるレコメンドでも、大量に溜まっていくおすすめを裁くだけで時間が割かれてしまいます。

これを解決するための手法が

パーソナライズ戦略 

というわけです。

 

まとめ

最近では、AIによる、学習・分析能力が発達しているので、

個々人の行動を記録→分析→把握→予測することができるようになったため、

より正確で詳細なパーソナライズが可能になってきました。

そして、マスメディアやその他の媒体と比較しても、

圧倒的にパーソナライズが可能なのが、Webプロモーションになります。

  

これから起こすであろう「行動」に対して、

より多く購買行動につなげるためにも、

パーソナライズ戦略を検討することは、どの業界でも当たり前になっていくでしょう。

 

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一般的なWeb広告運用会社さんは広告運用に主軸をおきますが、当社はあくまでWebプロモーション全体を企画、実施し、運用改善していきます。

また、マーケティングオートメーション領域では、導入支援はもちろん、導入後の広告施策と合わせたキャンペーン設計まで、Webプロモーション×マーケティングオートメーションを一気通貫で行っています。

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