2022年6月から課されるCookie規制とは?一から解説!
カテゴリ:Webマーケティング
本記事は、下記のような悩みを持たれた方に向けて書いております。
- Cookieとはどのようなものか、そしてなぜ重要なのか
- 今後はどのような動向が見られるのか
今回の記事を読むことで、
基本の概念から今後の動向まで把握することができます!
是非最後までご覧ください。
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1. そもそもCookieとは?
Cookie規制を解説していく前に、まずCookieとはどんなものなのか、なぜ重要なのかを解説します。以下の構成で説明していきたいと思います。
- Cookieとは
- 種類
- 重要性
Cookieとは、
Webサイトを閲覧したユーザーの情報を、ブラウザに一時的に保存するシステムのことです。
Cookieの種類
ファーストパーティーCookie
サイト運営側発行のCookieのことです。自社サイトを閲覧したユーザーの情報を保存する際に利用されています。
サードパーティーCookie
サイト運営側以外の企業が発行しているCookieのことです。ユーザーの閲覧履歴を複数のサイトを跨いで追跡するのに使用されています。
なぜCookieが重要なのか
それは、Cookieを使って、以下のことが難なくできるからです。
・顧客1人ひとりに適したパーソナライズされたマーケティング・キャンペーンを提供できる。
・サイトに訪問してから離脱した顧客が他のサイトでどのような行動をしているか追跡ができる(サードパーティクッキーのみ)。
・サイトに訪問したユーザーのデータをもとにターゲティング広告を出すことができる。
2. 今後はどんな規制が課されるのか?
今後のCookie規制について、日本の動向と主なブラウザ2社を取り上げて説明します。
日本の動向
日本でも2020年6月に個人情報保護法が改正され、2022年6月に全面施行が予定されています。
その新たな規定には、氏名と結びついていないネットのCookie情報などを、個人関連情報として他社に提供する際の規制などが設けられています。
具体的には、Cookie利用の際の本人の同意の義務化などがあります。
ブラウザーの動向
・Apple
2017年に顧客のプライバシーを保護する「ITP1.0」を実装しました。ITP1.0はSafariでのサードパーティーCookie利用時のユーザーデータ収集を制限するもので、アップデートを重ね制限の徹底を行っています。
Appleの後を追うように、2020年にChromeでサードパーティーCookieの利用を規制しました。1年以上の延期とはなったものの、現在は2023年の廃止に向けて準備を進めていると発表しています。
とはいえ、Google社は「Topics」と呼ばれる代替技術を開発しています。
本筋と離れるため詳しくは控えますが、
ざっくり言いますと、「ユーザーの閲覧履歴から興味のある分野を特定し、該当した場合はその分野の広告を配信する」といったものになります。
例えば、ユーザーの閲覧履歴から「クルマ」に関心のあるユーザーに対して、クルマの広告を配信する、といったものです。
重要なのは、サードパーティクッキーを使用せず、閲覧履歴を利用している点になります。
参考:WIRED
まだ「Topics」も施策段階であるため、今後もCookie利用制限に対する新しい技術がどんどんでてくることが予想できます。
したがって、今後も広告を配信する企業様は業界の動向を常にキャッチアップする意識が重要といえるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事はデジタルマーケティングを担当する際に、見逃せないCookieについて、
- 概念、種類、重要性
- 日本と世界の動向
という両方から解説しました。
Cookie規制についてお困りの方に、少しでもお役に立てると幸いです。
また、Cookie規制への対策に関心ある方はこちらの記事もご参照ください。
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