定量分析・定性分析とは?Webマーケティングにどう生かすのか徹底解説!

カテゴリ:マーケ用語

公開日:2020.08.27 最終更新日:2023.10.16
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今回は定量分析・定性分析について解説します。

  • 定量分析、定性分析とは何か知りたい。
  • 定量分析、定性分析について何となく分かるけど、どう活かせばいいのか分からない。

上記のような悩みを持たれている方には必見の記事となっております。

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定量分析・定性分析とは?

定量分析とは?

定量分析とは、数字をもとにしたデータを用いて分析・評価することをいいます。

「定量」という言葉が「数字」という言葉にリンクしていることから、「定量分析」と言われます。

例えば、選択式アンケートを用いて顧客データを収集したり、Google Analyticsを用いて自社サイトへのアクセス数を分析することなどが挙げられます。

このように、数値によるデータによる分析のことを「定量分析」といいます。

定性分析とは?

数値によるデータを用いて分析する方法であった定量分析に対し、定性分析とは、数値データでは表せないような質的データを用いて分析・評価することをいいます。

質的データって何?と思われた方もいるかもしれませんが、しっくりこなくても大丈夫です。

安心して読み進めて下さい。

例えば、自由回答式のアンケートやインタビュー、また口コミやSNSから集めた消費者の声などといった、数値では表せないようなデータを分析することなどが挙げられます。

このように、数値データをもとに分析することを定量分析、数値では表せない言葉によるデータをもとに分析することを定性分析といいます。

またwebで集客する方法を別の記事にまとめております。

詳しく解説しているので、web集客について深く知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

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定量分析のメリット、デメリット

定量分析のメリット

定量分析を実行するうえで把握しておくべきメリットは主に下記の2つです。

  • 数値データを用いるため、認識のズレが生じにくい。
  • 客観的な判断が可能。

それぞれ少し詳しく解説していきます。

数値データを用いるため、認識のズレが生じにくい。

1つ目のメリットとして、認識のズレが生じにくいことが挙げられます。

数字データを用いるため、誰もが同じように解釈することが出来るからです。

例えば自社サイトへのアクセス数が1万から2万へ増えた、3万から2万5千まで減った、Instagramのフォロワーが1カ月で200人増えた、などといった感じです。

客観的な判断が可能

これはある意味、1つ目のメリットと少し似たことかもしれませんが、二つ目のメリットとして、客観的な判断が出来ることが挙げられます。

解釈のズレが生じにくいことで、例えばプレゼンテーションなどで定量分析に用いたデータを紹介することで、説得力のある説明が可能になります。

定量分析のデメリット

定量分析を実行するうえで把握しておくべきデメリットは下記のような感じです。

  • 多くのデータを収集する必要がある。
  • 深いところまで分析することが難しい。

それぞれ詳しく解説していきます。

多くのデータを収集する必要がある

一つ目のデメリットとして、正確な分析を行うためには、少しでも多くのデータを収集することが必要となることが挙げられます。

データの量が少ないと、「偶然」を省くことが出来ずに結果を誤ってしまうからです。

深いところまで分析することが難しい

二つ目のデメリットとして、深い部分まで分析することが難しいことが挙げられます。

数値データによってある程度正確な分析をすることが可能にはなりますが、数値では表せない消費者の声などのデータを分析することが出来ないので、表面的な分析となってしまう恐れもあります。

定性分析のメリット、デメリット

定性分析のメリット

定性分析を実行するうえで把握しておくべきメリットは下記のような感じです。

  • ある程度データが少なくても分析できる。
  • 数値には表れないデータを集めることが出来る。
  • 具体的な改善点を洗い出すことが出来る。

それぞれ詳しく解説していきます。

ある程度データが少なくても分析できる

これは、定量分析とは違う部分になりますが、顧客一人一人の本音を知ることにより分析することとなるので、もちろんデータが多いに越したことはありませんが、それほど多くのデータを収集することが出来ていないとしても、十分分析することが可能です。

数値には表れないデータを集めることが出来る

これは、定量分析のデメリットと少し被ってしまいますが、数値データからは読み取ることのできない消費者の本音などを分析することで、顧客満足度を上げることが出来るということです。

具体的な改善点を洗い出すことが出来る

これは、定性分析の一番の長所かもしれませんが、顧客がなぜその行動をとったのか、ということを中心に分析するスタンスなので、顧客の本音のより活かした具体的な改善案を洗い出すことが可能になります。

定性分析のデメリット

定性分析を実行するうえで把握しておくべきデメリットは下記のような感じです。

  • 評価基準があいまいになり、主観的な判断になる可能性がある。

評価基準があいまいになり、主観的な判断になる可能性がある

数値データを分析するのではないため、分析する際に評価基準を設けないと、良質な結果を生み出すことが出来ずにかえって混乱を招いてしまう恐れがあります。

定量分析・定性分析をどう活かせば良いのか?

定量分析はどう活かす?

定量分析は、上でもお話しした通り、数値データによる分析のことをいいます。

定量分析を行う方法として、下記が挙げられます。

  • Google Analyticsを用いてアクセス解析をすること
  • 選択式アンケートを行うこと

それぞれ、詳しく解説していきます。

Google Analyticsを用いてアクセス解析をする

Google Analyticsを用いて自社サイトへのアクセス解析を行うことで、ユーザーがどの情報を求めているのか、ユーザーにあまり求められていない記事はどれか、などを把握できるようになります。

それによって、自社サイトをもっと見やすいデザインにしようということであったり、もっと簡潔な文章を心掛けようなどどいった施策を思いつくことが出来ます。

選択式アンケートを実施する

例えば店舗型のビジネスをされている場合など、店舗に選択式アンケートを設置し、お客様に取り組んでもらうことで顧客の何人に一人が自社の商品にお得さを感じているのかということを把握することが出来るようになったりします。

定性分析はどう活かす?

定性分析を実際に行う方法としては、例えば下記が挙げられます。

  • 自社サイトを公開する前にユーザーを集めて使ってもらう。
  • マーケティングオートメーションツールを使用することで、ユーザーの自社サイト内での行動を追跡する。

それぞれ詳しく解説していきます。

自社サイトを公開前にユーザーに使ってもらう

自社サイトを公開する前にユーザーに使ってもらうことで、直接的に自社サイトに対するユーザーの満足度をすることが出来るので、顧客を逃がしてしまうリスクを減らすことが出来ます。

マーケティングオートメーションを使う

マーケティングオートメーションを利用することで、自社サイト内でのユーザーの行動を追跡し、ユーザーの潜在的なニーズを引き出すことが出来るようになります。

マーケティングオートメーションについて詳しく知りたいという方は、下記記事をご覧ください。

~マーケティングオートメーションについて基礎から導入まで徹底解説!~

定量分析と定性分析、どちらがオススメ?(両方バランス良く用いましょう)

定量分析と定性分析のどちらか優れた方法のみを行えばいいというわけではありません

それは、それぞれの分析方法に優劣はなく、双方に異なるメリット・デメリットがあるので、それらを補い合うように双方の方法でバランスよく分析することが大切だからです。

定量分析のみを行って数値データによる分析に偏ってしまうと、より深いところまで分析することが出来ませんし、定性分析のみを行ってしまうと、数値による分析を怠ることで現状を把握出来なくなったり、プレゼンの際に説得力のある説明が出来なくなってしまったりします。

このようなことから、それぞれの短所を補い合うために、定量分析と定性分析をバランスよく行うことが大切です。

例えば、定量分析によってとあるアンケート調査の結果を数値データによってまとめ、そのようになった理由をさらに自由形式のアンケートを用いてユーザーの本音に迫ることで、深い調査が難しいという定量分析のデメリットを、定性分析によって補ったりといったような感じです。

このように、定量分析のデメリットを定性分析によって補い、逆に定性分析のデメリットを定性分析によって補うといった、双方の分析を一緒に用いることで、さらなる質の良い分析が可能となります。

まとめ

以上のように、定量分析と定性分析について解説しました。

ぞれぞれの手法には分析に用いるデータに違いがあったり、それぞれ異なるメリット・デメリットをもっているので、双方の手法をバランスよく用いることで効果的な分析をすることが求められます。

それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。






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    山路 天音

    inglow マーケティングチーム所属。大学卒業後、Web広告専門会社に入社し、Web広告運用・販促計画など、マーケティングとセールス業務に携わる。その後、より幅広いデジタルマーケティングのキャリアを求めてinglowに参画。Google広告やFacebook広告、Instagram広告運用に精通し、機械学習アルゴリズムの活用とユーザー視点の施策提案の両輪でクライアントが求める成果に対しひたむきに向き合う。


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