デジタル広告2020年のトレンドは?
カテゴリ:マーケ用語
こんにちは、inglow広報担当です。
まずはこちらの記事から。
IASが広告関係者に行ったインターネット広告のトレンド調査
出典:RTB SQUARE「Integral Ad Science、APAC4か国のネット広告関係者を対象にした業界トレンド調査結果を発表」
インターネット広告の計測と効率化を実現するアドベリフィケーション・ソリューションを提供するIntegral Ad Science(本社:米国ニューヨーク、CEO:リサ・アッツシュナイダー / 日本オフィス:東京都千代田区、マネージングダイレクター:藤中太郎、以下 IAS)は2020年1月30日、アジア太平洋地域(APAC)4か国のインターネット広告関係者を対象にした意識調査の結果をまとめた「Industry Pulse 2020」を発表しました。
IASは、業界関係者が2020年にどのような課題に直面し、どこにチャンスを見出しているのか分析し、解説をレポートにまとめました。
引用:RTB SQUARE「Integral Ad Science、APAC4か国のネット広告関係者を対象にした業界トレンド調査結果を発表」
インターネット広告の関係者に聞いた、2020年のインターネット広告の課題やトレンドとなる施策(手法)についての調査結果です。
IASのページ行くと、調査結果レポートもダウンロードできるようになっています。
概要を簡単にまとめると
インターネット広告のトレンド(2020年)
- OTT
- アドベリフィケーション
- コンテキスト・ターゲティング
インターネット広告の課題(2020年)
- キャンペーンROIの評価
- ソーシャルメディアの透明性向上
- アドフラウド
とありますが、それぞれ用語の意味がわからない方も多いと思いますので解説していきます。
OTT
オーバー・ザ・トップ(over-the-top=OTT)です。
従来の情報インフラとなっていたTVではなく、新たに生まれたインターネット上のコンテンツのことです。
全てではありませんが、 OTT=動画配信サービスのこと
と覚えていても良いでしょう。
アドベリフィケーション
DSPによる広告配信の際に、ユーザーや広告配信者にとって最適な広告表示をするため、計測ツールを使用して、広告配信をコントロールすることです。
ポイントは2つで、広告主とユーザー側にそれぞれメリットがあります。
広告主側のメリット:
- ブラントセーフティ…不適切なWebサイトへの広告表示を防ぐことで、広告主のブラント価値を守る。
- ビューアビリティ保証…見られる場所に広告を表示させる。
ユーザー側のメリット
- 興味のある広告(必要な広告)が表示される
コンテキスト・ターゲティング
通常のターゲティング広告は、「指定のキーワード」を検索したユーザーを追っていき、ユーザーがその時に見ているサイト上に広告が表示されます。
一方、コンテキストターゲティングは、「指定のキーワード」や内容が掲載されているWEBサイトの広告枠に、広告を表示させるものです。
こうすることで、ユーザーにとっても関連性のある広告が表示されるので、よりクリック率があがり、広告主にとっても効果の高い配信が可能になります。
ROIの評価
ROI(Return on investment)は、要は費用対効果のことです。表示回数、クリック、問い合わせまでの計測値だけで終わるのではなく、その先の成約数(額)までを、全施策の広告費から効果を判断することが大切になります。
ソーシャルメディアの透明性向上
ソーシャルメディアでの広告に関して不透明な部分がまだあるのが現状です。
特に、ブランドセーフティやビューアビリティの観点においての透明性は、今後のSNS広告費にも影響が与えられるとの意見も調査結果からは出ています。より適した広告が配信できるよう向上していくことについてが課題として上がっています。
アドフラウド
インプレッションやクリックの不正な水増しや、クッキー情報の偽装など、広告費用に対しての成約件数や効果を変えてしまうことで、広告詐欺や広告不正とも呼ばれています。日本での認知度や意識は世界各国に比べてまだ低いのが現状です。
まとめ
2020年のトレンドと課題を読み解くと、広告効果を妨げるようなものや
それを測ることに対する課題があげられており、それを解決し、広告効果の質をあげるような施策がトレンドとされていると感じました。
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